10月、朝夕は、肌寒くなって来たが、
まだ、日中は暑いぐらい。
この佳き日に、天候も味方してくれ
素晴らしい青空が広がっている。
待ちに待った結婚披露宴
自粛自粛で、コロナに泣かされ、
ようやく、皆様の前でのお披露目、
ご挨拶が出来る。
お互いの古くからの友人は、初めて会う人が多い。
会社関係者の方々は、毎日、顔を合わせる人から、
初めて会う人も…
美優の父や祖父の関係者もいるからだ。
それでも、祖父に『どうしても…』という人を
厳選してもらった。
本人たちの知らない人は、この時期だし、
出来るだけ、迷惑をかけないように、
呼ばないようにお願いした。
いよいよ、披露宴スタート!
美優は、綺麗なウェディングドレスに身を包み
洋平は、ビシッとしたタキシードを着こなす
カッコ良く素敵なカップルだ
大きな拍手とフラッシュがたかれる。
心美は、新郎新婦が高砂席に到着した時点で
美優の母が洋平の元へ
洋平が抱っこすると…
「可愛い〜♡」と、全ての人気を持って行かれる。
写真撮影が始まった。
機嫌良くニコニコしているから、余計に可愛い〜
「ふふ、今日は、ここちゃんが主役だね。仕方ないよね」
「そうだね〜」
そして、また美優の母の隣へ
余興は出来ないので、ご挨拶をそれぞれの代表に
お願いした。
堅苦しいお話は無しで、楽しいエピソードをお願いした。
友人代表、同期代表、会社の上司
特に友人代表は、お互いが知らない頃の話が出て、
とても面白かった。
2人は、少し恥ずかしいエピソードも出て、
『きっと、あとで聞かれるんだろうな〜』と…
お互いに…あとで、楽しみだ。
そして、お色直しへ
今度は、綺麗なブルーのドレスにお色直し
ここちゃんも、オムツを替えて、美優と同じ
ブルーのドレスに…
「可愛い〜♡」
洋平も紺系のタキシードにお色直し
今度は、3人一緒に入場〜
「うわ〜素敵〜可愛い〜♡」
「綺麗〜」
「ホントに絵になるよね〜」
色んな声が聞こえてくる
嬉しい〜楽しい〜
アルコールが解禁され
キャンドルサービスの代わりに
ビールサーバーを担いだ洋平が
ビールを注いで回る
ここちゃんは、又、母の元へ
そちらで、撮影会が始まっていた
時間がかかるので、良い《《ツナギ》》をしてくれている。
お一人お一人のお顔を拝見、
ようやくご挨拶出来た。
「オイ!洋平こんな綺麗な奥さん、ゲットしやがって、もっと早く紹介しろよな」
やはり、洋平の学生時代の友達は、どの人も明るく
楽しそうな人ばかりだ。
洋平のおバカな全裸の写真を思い出し
この人達とふざけてたんだなぁ〜と思ったし
この人達と、クルーザーを買って、楽しんでたんだろうなぁ〜と、色々な情景が目に浮かんだ。
どれも楽しそうだ。
私の友達のテーブル
皆んなと会うのも久しぶり!
すごく嬉しくて懐かしくて、学生時代の気持ちに戻った。
「素敵な旦那様だね」
「ありがとう」
「うん、カッコイイしお似合いだよ」
「ありがとうね」
「ここちゃんも最高に可愛い〜写真撮らせてね〜」
と…
「美優、綺麗だよ〜モデルさんみた〜い♡
一緒に撮ろう」
そう言って、こちらも写真撮影が始まった。
本当に楽しい時間をありがとう。
洋平に感謝した。
皆んなに感謝した。
ふたりの写真のスライドショーが始まった。
生まれた時からの生い立ち。
可愛い頃の洋平
ヤンチャになった洋平
サッカーしてるカッコイイ洋平
おバカな事をしたり、遊んでいたと思われる洋平
社会人になって頑張った洋平
どの洋平も大好きだ
お姫様のような美優
可愛い〜美優
サッカー部のマネージャーで頑張ってた頃の美優
どんどん綺麗になっていく美優
社会人になって輝いていた美優
そんなふたりが出会い恋に落ちた
でも、運命のイタズラで、しばらく離れ離れ
しかし、硬く結ばれた赤い糸は切れることなく
お互いが手繰り寄せ、めでたくゴールイン
可愛い愛娘にも巡り会い
素晴らしい家庭を築くことが出来た
多くの方々に支えられ
今こうして幸せに過ごすことが出来ている喜び
2人に関わってくださった皆様に
ありがとうございます。
感謝の意を込めて…♡
真っ暗な中で
色鮮やかに照らされた
シャンパンタワーにシャンパンを注ぐふたり
キラキラと輝いて綺麗なグラスへと注がれて行く
歓声と拍手が鳴り響く
とても綺麗だ
上から下まで全てに注がれた
「実は、ノンアルコールです。
お酒を飲めない方もどうぞ〜」
と、アナウンスが流れる
1人1人が手に取り呑む
ノンアルコールと思えないような美味しさ
よく冷えているので喉越しが良いのだ。
「本日は、ありがとうございました」
ふたりで深々と一礼をする
また、拍手喝采
まだまだ、盛り上がっているようですが、
そろそろ、ご両親への花束贈呈へ
きっと…
涙が溢れて、手紙など自分で読めない。
なので、司会の方に代読をお願いしていた。
生まれた頃からずっと大切に育ててもらったことへの感謝。
そして、洋平と出会い、旦那様として、お婿さんとして、パパとして、会社の上司、部下として、全てにおいて頑張っている洋平を認めてくれていることへの感謝。
可愛い愛娘をいつも可愛がり、愛してくれていることへの感謝。
洋平のご両親にも、素敵な旦那様に育ててくださったことへの感謝。
そして、
これからも嫁として、妻として、母として、姉として、娘として…
色々な立場で、これからもどうぞ宜しくお願いします。
まず、自分の両親へ花束を…
そして、洋平のご両親へも花束を…
なぜか洋平が先に泣いている
そして、皆んなで涙した。
最後は、洋平自ら、皆様に挨拶がしたい!ということで、きちんと挨拶してくれた。
1年越しに、ようやく披露宴を行なえたことへの感謝。ご出席いただいたことへの感謝。
そして、
「これからも、家族3人!もしかしたら、もっと増えるかもしれないけれど?」
美優の顔を見て、笑いを誘う
「力を合わせて、幸せな家庭を築いて行きますので、
どうぞよろしくお願い致します。
本日は、誠に有難うございました。」
パチパチ パチパチ拍手をいただき、お開き
司会者より、
「ありがとうございました。結婚披露宴は、これでお開きとなります。皆様方には、大変ありがとうございました。
このあと、18時より、ガーデンにて二次会がご予定されておりますので、ご出席いただける方は、よろしくお願い致します。お時間までお控え室もご用意されておりますので、そちらの方でお寛ぎくださいませ。本日は、誠にありがとうございました。」
最後は、立礼し、お一人お一人にご挨拶。
二次会に参加していただく友人や同僚には、
「この後もよろしく」と…
このまま帰られる方には、丁寧にお礼を…
ゆっくり、お話をしたかったけれど、
なかなか時間がなく、少しずつの会話になってしまったが、皆様と話せて良かった。
さすがに、ここちゃんは、疲れたので、
美優の両親が先に連れて帰ってくれることに…
名残り惜しく、友人達がここちゃんと撮影し、
別れを惜しんでいる。
そして、休憩の後
二次会へ