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高校二年生・仮名:Aさん
“自分らしく生きなよ”ってよく言われるけど、
正直、何が“自分らしさ”なのか分かりません。
周りの顔色をうかがってばかりで、
本当の自分なんてどこにもいない気がします。
“自分らしく”って、どうやって見つければいいんでしょうか。
遥 「“自分らしく”って、
まるで答えがあるみたいに言われるけど、
実際は、誰もその“正解”なんて知らないんだと思う。
オレも昔、“らしさ”を探そうとして、
見つからなくて、余計に苦しくなった。
たぶん、“自分らしさ”って探すもんじゃなくて、
迷ってる時間の中に、もうあるんだよ」
蓮司 「“自分らしく”って言葉は、
誰かが勝手に作った“理想の形”のことが多い。
人の目に映る“らしさ”に合わせてたら、
どんどん自分が削れていく。
本当の“自分らしさ”って、
“こうありたい”より、“こうしかできない”の中にあるんだ」
日下部 「……Aさんが“分からない”って感じてるのは、
きっと、自分をちゃんと見てきた証拠だよ。
本当の“自分”を見つけるのって、
実は一番怖いことだから。
でも、“分からない”って言葉を出せた時点で、
もう“自分と向き合う”ことを始めてる」
遥 「オレ、最近思うんだ。
“自分らしさ”って、
“無理してない時の自分”なんじゃないかって。
誰かの期待を気にしてない瞬間、
ほんの少しでも心が楽な時――
たぶん、そこにいる自分が、本物だよ」
蓮司 「“自分らしさ”は、
誰かに見せるための“形”じゃなくて、
生きる中で自然に滲み出る“音”みたいなもの。
焦って掴もうとすると、
手のひらからこぼれていくんだ」
日下部 「……Aさん、焦らなくていい。
“分からないまま”で生きてる時間も、
ちゃんと“自分の時間”だから。
それを否定しないことが、
いちばん“自分らしい”生き方だと思うよ」
🗝 三人からのことば
遥 「“自分らしさ”は、探すものじゃなくて、
迷う中で、少しずつ見えてくる」
蓮司 「“こうしかできない自分”を、
否定しないで抱えていくことが、いちばん自然だ」
日下部 「“分からない”って言葉も、
もう“自分を見つけようとしてる証拠”なんだ」