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俺はその日、横のベッドでその一部始終を見ていた。でも正直驚いたな。まさか東野の友達が俺と同じこと考えて実行したなんて。だってこれは、彼女にとって辛いことって言うのは一目瞭然だったから。それでも彼女を思って行動に移せるところが友達思いという人柄を物語っている。

そんないい友達を持ってる東野に比べて、友達はおろか親にさえ見舞いに来てもらえない俺。なんていうか、しっかり世間から見放されてるんだな俺は。まぁ当然といえば当然か。自分の路を自分で歩いてきた人と他人に用意された路を言われるがまま歩いてきた人とじゃ違うのは当たり前だ。しかし、こんなんで今後どうやって生きていこうか?助けてもらえる存在もいなければ、うまく自立をすることもできない。そんな人間が生きていく術はあるのか?路頭に迷うくらいなら、もういっそのこと、死んでしまった方が楽になれるのでは?……あ…また自分を殺そうとしてたな、俺。悪い癖はやっぱり抜けないものだ。でも実際どうしようもないというのもまた事実だ。どうせ何もできないならこの世から消えたほうがいいかもしれないな。そうすれば俺のことが嫌いな人は気持ちがいいだろうし、俺一人分の酸素も食事も生活に必要なもの全てが必要とされる人に注がれる。よっぽど役に立つじゃないか……俺はやっぱりこの世界には……


そんな死ぬための理由を考えていると、いつの間にか寝ていたようだ。

「??……ここは……でもなぜ?……」

ふと目が覚めると俺はまたあの日の屋上で父と向かい合いながら立っているのだった。

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