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«なんで »
わたしの人生はたぶん、
初めから全部きまってた。
それでも足りなかった。
─ カリ、カリとシャーペンを滑らせる音が
自室に響く。
現在午前2時。
窓の外は灯りなど殆どなく、
ただ机の上のライトが光っている。
「あと3日。」
入試まで。
午前3時。
そろそろ寝ないと。
明日も学校、あるんだから。
わたしはベッドに入って
さっき勉強した内容を思い返しながら目を瞑る。
…おやすみ。
─陽の光で起きた。
3時間しか寝れてないけど…まあいいか。
朝ごはんを食べに下へ降りようとし、
ドアを開けた瞬間怒鳴り声が聞こえる。
親の声。何か口喧嘩?
盗み聞きしてみる。
「アイツの為にも休ませてやれ」
「あの子の為ならもっと頑張らせないと」
「このままじゃ体壊しちまうぞ」
「それくらいしなきゃ将来のためにも……。」
きいてられない。
全部わたしが悪い?
親の仲悪くしてるのはわたし?
もう、いい。
わたしはなにも聞いていないフリをして
そのまま家を出た。