自分でも信じられなかった。
「何でいいよ、って言っちゃったんだろ……」
自分が言ってしまった言葉に今さらながら後悔し思わず頭を抱え込む。
「どうしよう……」
しゃがみ込み、玄関の方をチラリと見る。
私が少し部屋を片付けたいからと浩太を外に待たせている。
学生時代、男友達のアパートにも普通に遊びに行っていたし、こんなことはなんでもない、はずなのに……
やっぱり相手が浩太となると、ついつい身構えてしまう。
「奈緒、やっぱり帰ろうか?急に来て悪いし……」
寒そうに声を微かに震わせながら浩太が軽くドアをノックしてきた。
「ごめん、もう少し待って。大丈夫だから」
我に返り、部屋をぐるりと見渡す。
とりあえず部屋干ししてあった洗濯物をお風呂場に仕舞い込むと、他の目についたものはまとめて隣の部屋に放り込んだ。
そして一通り、見落としがないか指差し確認すると、深く息を吐き浩太の待************************
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