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この度は数多くの作品の中から拙作『もう一度、きかせて……』を見つけ出して読んで下さり、ありがとうございました。
自身初の暗めの恋愛小説。
『どんなに辛く苦しい事があっても、傷付いても、好きな人を一途に想い愛し続ける女性』を書きたかったので、ラノベの恋愛小説では恐らくタブー視される、主人公の瑠衣に降り掛かる災難や事件を敢えて執筆した次第です。
お相手の侑も、『冷徹で、他人にも自分にも厳しいストイックな男性が、恋をする事で、今まで気付かなかった情熱的な部分や一途な自分に目覚める』人物にしたかったので、表現が稚拙ではありますが、自分なりに描いていた男性になったと思っています。
終盤の一部で瑠衣と凛華のやり取りは、若干ファンタジーっぽい感じになりましたが、『ああ、管野がこう書いたのは、好きなDQの影響を大分受けてるな』と生ぬるく思って頂けたら幸いです。
そんな経緯から、今回はストーリーが暗めで重い部分もあり、表現が相変わらず拙いので、ほとんど読まれないだろうな、と思っていましたが、私が思っていた以上に多くの方々に読んで頂けて、とても有り難く、嬉しく、励みになりました。
あらすじには書けませんでしたが、今作も前作『あなたを想う時』とリンクしている部分も少しあり、怜と奏を登場させました。
また、ほんの一瞬ではありますが、恋愛・ロマンスカテゴリーで、初めてランキング1位を頂き、これもひとえに、お付き合い下さった読者様のお陰です。
本当にありがとうございます……!
こんな事は、これで最初で最後かも? と思い、記念にスマホでスクショを撮ってしまいました。
今回は『音大時代のトランペットの師匠と弟子』という設定でしたので、作中にも登場した楽曲、『ナポリ民謡による変奏曲』『トランペット・ヴォランタリー』『トランペットラブレター』『トランペットが吹きたい』のスコアを執筆用の資料として購入。
特に『トランペットラブレター』は、全バージョンのスコアを購入し、ズーラシアンブラスのインドライオンさんが演奏している音源とカラオケ音源も購入して、自分でもソプラノリコーダー(小学校の音楽の授業で使用するたて笛)でこの曲を練習しました。
楽器を吹いている侑と瑠衣の気持ちを理解するには、書いている自分もソプラノリコーダーではありますが、吹く事で少しは彼らの気持ちに近付けるようになるような気がしたので……。
本当ならトランペットで吹けたら1番いいのかもしれないですが、作曲者ご本人が動画サイトで、ハープの伴奏に乗せてソプラノリコーダーで自作自演している動画を観て、私も挑戦した、という感じですが、意外とソプラノリコーダーは難しかったです……。
今作は、文字数が初めて20万字を超え、相当長くなりました。
最後までお付き合い頂いた皆様には、忙しい時間の合間に読んで頂き、ただただ有難い気持ちでいっぱいです。
改めまして『もう一度、きかせて……』を読んで下さった皆様、
最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
2025年9月6日 管野アリオ
コメント
2件
執筆お疲れ様でした。素敵な作品に出会えました。ありがとうございました。