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30
りすぐみ
192
羽海汐遠
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教室のドアを開けたまではいつもと同じだった。
いや、すでに来ているクラスメイトにおはようと言いながらあかねの方へ向かう、までは良かった。
あかねが、変わっていたのだ。
別人のように。
昨日まで教頭先生に黒髪にしろと言われていたあのあかねが。
カラコンをつけるな、スカートの丈を短くするな、アクセサリーをつけてくるんじゃない、と言われて
生半可な返事をしていたあのあかねが。
優等生になっていた。
金髪が、ストレートの黒髪に、
スカートが、膝丈に、
カラコンではなく、茶色の混ざったような黒色の目に、
なっていた。
本来なら、それが普通なのだ。
校則で決められているのだから。
思えば、いつもよりクラスがざわついていたように感じる。
とりあえず、話を聞いてみることにしよう。
そう結論づけて、気持ちを整理した。
「あ、あかね、、おはよう。」
そう言うと、あかねが、少し顔を上げて、、
お嬢様のような笑みを顔に浮かべ、
「あら、おはよう、こころ。」
ん?
あれ、あかねってこういうキャラ?
もしや、ドッキリなのではないだろうか。
まわりを見渡した。
すると、1人のクラスメイト、水原 翠が話しかけてきた。
「あかねちゃん、ずっとこうなの。こころちゃんとドッキリ仕掛けてるのかな、って思ったんだけど、その反応、」
「もしかして、違う、かな?」
驚いた。
同じ考えだったようだ。
表情、仕草を見る限り、嘘は言っていないようだ。
「私もドッキリかと思ったけど、、ちがうよね、?」
「私たちはほんとにしてないよ!そんな、こころちゃんを騙すようなこと、するわけないじゃん!」
「よかったぁ、私もしてないよ。」
ドッキリではないなら、あかねが自らやったというのか、
いや、絶対にそれはない。
半年以上金髪だったのに、今さら変える訳がない。
ずっと考えていると、先生がやってきた。
ガラッ
「あれ、西本どこ行った?」
するとあかねが言った。
「先生、私ちゃんと黒髪にしましたよ。」
黒髪にしましたよ、
黒髪にしましたよ、
黒髪に、、、しましたよ、
???
やはり自分でやったのだろうか、。
「おお、そうか、とうとう考えを改めたんだな。じゃ出欠とるぞー、」
先生は驚かないのか、
てかあかね、人格まで変わってますけど??
1日で変わるものなのだろうか、というかそもそも私が間違っているのか?
朝見た夢はあかねが変わったことを表していたのだろうか、
もう深く考えるのはやめよう、
頭がパンクしてしまうから。
そして、授業などが終わり、放課後、私はあかねと帰ることになった。
無言で校門まで歩いた。
心なしか、あかねが急いでいたように思える。
校門を出た瞬間、あかねがものすごい勢いで喋り始めた。
あかねについて、追加します。
元の喋り方は「え、それな?」「わかりみがすぎる」など、若者言葉?です。
ちなみに、こころとあかねは帰る方向が一緒なので、いつも一緒に帰ってます。
先生(こころたちの担任)へインタビュー
Q、今日の西本さんの様子はどうでしたか。
A、驚きました。何回言っても聞かなかったのに、、ドッキリだったのか、もしくは西本、あいつ二重人格者だったのかもしんないですね。
Q、今日の沢本さんの様子はどうでしたか。
A、珍しく授業に身が入ってなかったですね。質問しても上の空、って感じで。
西本が心配だったんだとおもいますよ。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
次回もぜひ読んでみてください。
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