家の完成は、9月になるようだ。
洋平が1番楽しみにしているが、もちろん美優も楽しみだ。
昼間、
久しぶりに、片岡ちゃんから連絡が来た。
ついに、井上と10月に結婚するようだ。
洋平も今日、会社で聞いてるのかなあ?
『おめでとう〜良かったね〜』
『ありがとうございます。ぜひ、美優さんご夫婦にも、ご出席していただきたいと思います。』
『ありがとう。もうすぐ2人目が生まれるので、2ヶ月ぐらいになってるかなぁ?』
『授乳室もありますので、ご安心ください。体調がよろしければ、ぜひ来てくださいね。お願いします。』
『うんうん、そのつもりだよ〜』
『今、新居を建築中なんですよね?羨ましいです』
『そうなの。落ちついたら、遊びに来てね』
『はい、ぜひ!ありがとうございます。』
『じゃあ、楽しみにしてるね。』
『私もです。ありがとうございます。』
すでに、井上とは同居しているから、特に変わらないのだろうけど…ケジメだなぁ。
みんなに会えるのは、楽しみだな。
「あー!出産後2ヶ月って…服どうしよう?
しかも、授乳中となると…ワンピースはダメだなぁ〜あ〜あ〜どうしよう?少しは体重減ってるかなぁ? 洋平に頼んで、着ていく服を買ってもらおう〜」
帰ってからだと、忘れちゃうからメールしておこう。
『ね〜ダーリン♡』
『井上と片岡ちゃんの結婚式なんだけど…
私、出産後すぐで服がないの〜買ってね〜』
『チュッ♡』
「やっぱり今日は、忙しいかなぁ〜また、前みたいに忙しい時に送ったら、見れないよなぁ〜あとで、怒られるかなぁ〜?」
「ママ〜!」
「あ、ここちゃん、起きた?」と、携帯電話を放置して、心美の元へ向かう美優
一方、洋平は、会社で新人が失敗した!と、
同じ課の井上と新人2人と会議室に居た。
ピコーン
メールが届いたようだが、今は携帯電話を開けない。 あとで見よう。
「どうして、そうなったのか?経緯を説明してくれ!」
ピコーン
いちいち、こちらを見る新人たち
「いや、大丈夫だ!お客さんからの電話が入るといけないから、音有りにしてる。気にするな。続けて…」
『誰だ?こんな時間にメールって…まったく!』
「なるほど、じゃあ、こちらのミスではないんだな?」
井上が、
「いえ、最終確認を怠ったのは、ウチの落ち度です!」
「じゃあ、やはり、謝罪して、きちんと説明して来い!」
「分かりました。申し訳ありませんでした。」
ピコーン
普段は、滅多に怒らないが、
今日は少々、機嫌の悪い洋平。
ついに、携帯電話を手に取り、開いた!
「え?」
「先方からお叱りの連絡ですか?」と井上
「あ、いや…」
『美優〜♡』
洋平の目は、ハートだが、マスクをして
下を向いているので、よく分からず、
井上と新人2人は、固まっている。
『可愛いなぁ〜ダーリンだって…♡』
『イイよ〜買って♡』
『チュッ』
夢中で読んで返信しているから、
きっと、先方は、ご立腹なのだと…沈む3人
返信し終わり、
『ハっ』と3人に気づいた洋平
「…」
「先方、大丈夫ですか?」と井上。
「あ、うん、大丈夫だろう。君たちも今後は、
気をつけるようにな」と、なぜか上機嫌。
「良かった。」
もちろん、先方ではなく
美優からの嬉しいメールだったからだ。
ヤバッ!
あとで、先方に連絡しておかないと…
ホントに、大丈夫だとは思うけど…
もう、まったく美優ったら〜♡
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!