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#ハッピーエンド
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「ま、何はともあれ言ってらっしゃい!細かいのは、ミヤビにしてもらって。最初は、ゴヨクの使いチョウマ。彼は、どっかの山にいるらしいから、頑張って!」
て、適当なんだ…心配すぎるぞ…
「朱莉君、これから楽しみだね。新婚旅行思いっきり楽しもう!」
「結婚確定なのね…まあ、よろしく、ミヤビ。何があっても、絶対守護るから。信じて居て欲しい。」
「もちろん!よろしく、朱莉。」
「仲が深まった所で!チョウマの所に行ってらしゃーい!」
「「はい!」」
僕達が来た所は、江戸や室町のような和風の家々が並ぶ街だった。中心部と思われる所には、やぐらが建てられていた。
「ミヤビ、ここはどういう世界なんだ?」
「だいたい朱莉の世界で言う、1600〜1800年くらいの日本です。天照様によると、ほとんど違いが無いそうよ。」
「ありがとう。」
「お兄さん、ちょっとよろしい?」
僕に話しかけたのは、腰に2本帯刀している武士のような人だった。
「お兄さん、帯刀してるけどどこの組の人?鳥真組じゃないよね?」
帯刀?僕は腰を見た。刀があった。気付かなかったが、服装も変わっていた。そして、ミヤビが消えていた。
「朱莉、私は小さくなって隠れているから、安心して。ここは、上手くごまかして。」
頭から声が聞こえた。
「僕たちは、無所属ですよ。」
「そうか、ならうちに来いよ。刀の使い方知らないように見えるけど。」
「まあ、そうですね。」
「一から教えてやるから、ついて来い。俺は、朝松山都。弁慶組三番隊隊長をやっているものだ、よろしく。」
「僕は、柳朱莉と言います。プロレスが得意です。」
「プロレス?というものは知らんが、異国のものなのか?」
「簡単に言うと格闘技のようなものです。」
「そうか!今度見せてくれ。」
「いつでもいいですよ。」
前を歩く山都さんに、僕は付いていった。
「三番隊隊長山都だ。客人を連れてきた。」
山都さんに付いていくと、そこは大きな屋敷だった。寝殿造りのような、建物でとにかく大きかった。
「ここが、弁慶組の屋敷だ。国内人数約10万人。ここは本部で、1万人程がいる。」
屋敷内を歩きながら、説明してくれた。
山都さんが、1つの部屋の前で歩みを止めた。
「ここが、総長の部屋だ。無礼の無いように頼むぞ。」
「分かりました。」
「失礼します!」
「おう、山都か、入れ。」
戸を開けると、そこに居たのは、袴を着た老人だった。
「どうした?新入りか?」
「はい、刀の技術は無いようですが、格闘技の経験はあるそうです。」
「そうか、中々面白い奴だな。その格闘技とやら、少し見せて頂きたい。構わぬか?」
「もちろん。ですが対人ではなく、人形でお願いしたいのですが、よろしいですか?」
「構わん、それだけ人殺しに特化している証だ。そして、体付きを見るにわしらが知っている技では、無さそうだしな。山都、すぐに武道館の用意を。」
「了解しました。俺は、先に行っているぞ。」
「わかりました。」
そう言うと、山都さんは部屋を出た。
「そこに座れ。お主名前は?」
「柳朱莉と申します。」
「朱莉、良い名前だ。私は、弁慶組8代目総長鏑木武蔵弁慶坊。少し刀を見せてくれぬか、ずっと神々しいのか禍々しいのか分からんオーラを発していてな。」
僕は、腰の刀を鏑木さんに渡した。鏑木さんは、刀身を見た。
「これは、最上級品天叢雲剣に似ているな。だが、妖刀影狼にも似ている。摩訶不思議だ。面白い、お主気に入った。これから、山都の元で剣技を習い、弁慶組に努めよ。」
「了解しました。」