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※にょたりあとヘタリア人物干渉あり
バリバリ捏造ありです
作品は主に「本田 桜」ちゃん目線です
時代背景を合わせると不自然になってしまいますが、できるだけ合わせた現代語で表現しています。
私の最初の記憶は大人に抱えられたこと。
母の顔は分からないし兄弟がいるかすらもしらない。気づけば「_____様」と呼ばれている立場であった。
自分でも分かっていた。いくら歳を重ねど成長をしらない身体に傷がつこうとそれは日がもう一度昇れば跡形も残らない。
でも不便なことなどなかった。予言を受けそれを民に伝えるだけで衣食住は揃い話す友達も用意されるのだから。
ある日奥にこもっているとムラの入口が騒がしいことに気がつく。
「_____様!危のうございます!」
「大丈夫よ」
手を押しのけ沢山の大人を掻い潜った先に見たものは自分と似ている男の子。背丈も同じくらいだろうか。その男の子の後ろにいた大人が近寄ってくる。
「ご挨拶を申し上げます。突然の来訪に無礼を承知いたしております。ですがどうか、我らとお話していただけないでしょうか」
ぺこりと頭を下げると男の子も合わせて下げる。こういうのをされると断りずらい。思わず奥に案内してしまう。神台を後ろにして2人は出口に近いところに座る。まず最初に話したのは先程の男ではなく、男の子だった。ぺこりとおじぎをしてから胸に手を当てる。
「私は、貴方と同じ国の化身なのです。どうか、大王のもとで共に支えませんか?」
「,,,,,え?」
困惑が追いつかなかった。国,,,,,化身?私と同じ,,,,,?
「もう何百年も生きてきたことに疑問を感じたことは?」
「そりゃ,,,,,それは奇跡の子だと,,,,,」
「奇跡、そうですね。でも私達は国そのものなのです。国と運命をともにしている存在です。」
「でも、なぜ私はここから出ていかないといけないの?国って,,,,,2人も必要なの?大王って,,,,,どついう存在で,,,,,!」
何度も質問を繰り返すうちに次は一緒についてきていた男が答える。
「この国の王となられる神聖なお方です。化身とあれば、どうか王と共に政を行ってほしいと。」
期待するような目でこちらを見る。思わず下を向いてしまい、手に汗を握る。いいえと応えたい。そう思った瞬間手が誰かに握られた。男の子だ。
「私は、ずっと1人だった。この100年、大王が現れ迎えに来てくれるまでは。私は君を1人にしたくない。一緒に来てくれませんか?」
期待するような目ではない。純粋な自分の意見を述べているのだ。
ゆっくりと息を吸う。そして立ち上がって、
「それで、幸せになれるのであれば。」
と答えた。男はニコリと笑い先に出ていった。男の子も目が合った瞬間にニコリと笑い返す。ボッと顔が赤くなった気がして目を逸らす。
「君の名前は?」
「名前?」「はい」
うーんと考える。
「,,,,,ないわ」
「じゃあ、一緒に考えてもいいですか?」
「そうね。これからの呼び名に困るし,,,,,,,」
次は男の子がうーんと考えている中、ふと男の子自身の名前を聞いてないことに気がつく。
「貴方は?教えてよ」
気まづそうな顔をしてこちらにごにょごにょと返事を返す。
「実は,,,,,私もないのです。」
「じゃあなんで私だけに聞いたのよ!!」
「あぁごめんなさい!!」
服を引っ張りギャーギャーと騒ぐ。ひとしきり暴れたあと、服を整え直してふと外を見る。
「,,,,,じゃあ「ハス」は?」
「ハス,,,,,蓮ですか」「そうよ」
池の方に指をさす。
「いいでしょう?凛とした良い名じゃない」
「そうですね。気に入りました。それでは貴方は,,,,,」
「「イネ」でいいわ」
「稲でいいのですか!?なんか、もっとこう,,,,,」「いーの。大切な食べ物の名じゃない」
「それは,,,,,そうなのですが,,,,,」
太古から存在する華に、人々を支える大切な栄養の稲。十分よ。そう思っていると外がガヤガヤし出す。
「来たみたいです。お別れを言う時間がなくて申し訳ないのですが,,,,」
「いいわよそんなもの。どうせみんなすぐいなくなっちゃうんだし。というか、それよりも!その口調辞めましょう?堅苦しいわ!」
「,,,,,はい。でもこれが私の喋り方で,,,,,」
「せめて気を許して!これから,,,,,というか、兄妹のようになるのでしょう?」
「っ,,,,,!はい。そうですね」
いつしか手を繋いでいた。この時は思いもしていなかった。この先、2000年以上も一緒にいることになるなんてね。
新シリーズでございまーーす!
今作はにょたりあの「本田桜」ちゃんを主人公として2000年のときを書いていきます。なので、前作以上の大作になる予感ができているので,,,
①書きたい話題見っけ!②書く!③投稿!④続きor他の作品の更新!
,,,,,という形をとっていこうと思っています。もう第1話から捏造ありまくりなのですが,,,,,調べてみたところ、この時代って菊とか桜とかなかったそうなんです。なのにそれが名前についちゃうのって,,,,,とか考えたので、日本で1番古い花、弥生時代の代表的植物的なもので「本田菊→ハス」「本田桜→稲 イネ」で1話は進みました。この後ちゃんと改名していくので!
次のお話もお願い致します!!!