テラーノベル
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💙「はぁ……くそっ」
めめの前であんなにボロボロ泣いた自分が、頭の中で再生されて、めちゃくちゃ恥ずかしい。
しかも、めめに花押し付けて、逃げるみたいに帰るなんて…ほんとに、はずい。
💙「めめ、大丈夫かな…」
俺のせいで、オーナーとしての欲求が抑えきれなくなって。
花を渡したのは、少しでも楽してあげたかったからなのに……今は、勝手なことをした気がして、胸がざわつく。
プラントの花はオーナーを依存させてしまうから。
───
目黒side
しょっぴーの車が、夜道に消えていくのを見送った後、握りしめた赤い花をじっと見つめた。
🖤「…しょっぴーの花、貰っちゃった」
指がまだ震えてる。
熱い。甘い。頭の奥が疼く。オーナーとしての本能が、喉の奥でざわついていた。
🖤「マツバボタンか……」
花言葉は可憐、無邪気、忍耐。
🖤「しょっぴーらしいな笑」
思わず笑が溢れた。
しょっぴーは、いつもクールに振舞ってるけど、実は繊細で、一番我慢強い。
笑顔の裏で、全部一人で抱え込んでて……。
SnowManに加入したばかりの頃を思い出す。
6人から9人になった時、グループの空気はまだぎこちなかった。
先輩6人は、みんな優しく受け止めてくれた。「一緒に頑張ろうぜ」「俺たちでいい雰囲気作ろう」って、気軽に声をかけてくれて、すぐに仲良くなった。
でも外からは「9人は反対だ」「6人の実力に敵わない」「足引っ張ってるだけだろ」って声がたくさん聞こえてきた。
俺はストイックに練習して、SnowManのために、荷物にならないために、俺なりに頑張ろうとした。
でも内心、不安だった。
そのとき、いつも隣にいてくれたのがしょっぴーだった。
気づいたら、一番寄り添ってくれてた。
振り付けの合間に
💙「めめ、ちょっと休憩しようよ」
って声をかけてくれたり。
打ち合わせのとき
💙「俺も同じこと思ったわ」
って、静かに共感してくれたり。
バラエティーに出た時も、こっそり背中をぽんぽんとしてくれて、
💙「今、いけるよ」
って俺の出番を作ってくれた。
しょっぴーは、俺たちのことをサポートしてくれた。
…でも、その頃から、時々違う香りがしてた。
顔色が悪い日。
振り付けの途中で抜ける日。
打ち合わせの最中に、急に席を立つ日。
特に、あの主演の舞台のとき。 同じ楽屋だった。
休憩時間に弁当が届いたのに、しょっぴーが戻ってこない。
LINEを送っても既読がつかない。
メンバーもスタッフも見ていないと言われた。
さすがに心配だったので俺は探しに行った。
人気のない物置の近くから、ふわっと甘い花の香りがして、ドアを少し開けると──
そこにしょっぴーが座り込んで、 背中をこちらに向けて、肩を震わせていた。
💙「う”っ……!くそっ…くそっ……」
苦しそうに、泣きながら呟いてる。
何をしているのか、最初は分からなかった。
声をかけるべきか。
でも、隠してるように思えて、俺が声かけたら、逆に困らせるかもしれないと思って、動けなかった。
ただしょっぴーの泣く声を聞いてることしかできなかった。
しょっぴーとの関係を無駄にはしたくなかったから……
今、しょっぴーのマツバボタンを見ながら小さく息を吐く。
🖤「…しょっぴーはバカだな」
花は食べずに、そっとポケットにしまった。
🖤「花なんか、渡しちゃって……」
大切な人だからこそ、俺は食べないようにした。
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この先、どうなるのか
まだ、俺にもわからない。
コメント
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続きだぁ〜😊 忙しいのに、ありがとう✨
続き、ありがとうございます!! 続きも、頑張ってください! 応援しています!