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高校一年生・仮名:Hさん
最近、朝になると体が重くて起きられません。
学校に行かなきゃと思うのに、玄関を出ようとすると足がすくんでしまう。
先生や親にはうまく言えなくて、
「怠けてるだけ」って思われてる気がして余計に苦しいです。
遥
「……その“玄関が遠い”感じ、オレもわかる。
体が動かないのって、怠けじゃなくて“助けて”ってサインだと思う」
蓮司
「“学校=行くのが当然”って空気、すごいよな。
でも人間だって機械じゃない。
心や体が限界なら、一回立ち止まるのは自然なことだよ」
日下部
「……“怠けてる”って言葉、きついよな。
でもHさんは怠けてない。
ちゃんと“行きたいのに行けない”って思ってる時点で
自分を動かそうとしてる証拠だ」
遥
「オレもさ、行けない朝が続いた時期があった。
『自分だけが止まってる』って怖かったけど、
今振り返ると、あれは心が必死で休ませようとしてたんだ」
蓮司
「学校だけが世界じゃない。
休むこと、別の学び方を探すこと、
それも全部“選んで生きる”ってことだよ」
日下部
「……今は“毎日を生き延びてる”だけで十分。
Hさんのペースでいい。
誰か一人でも、気持ちを話せる相手が見つかると少し楽になると思う」
🗝 三人からのことば
遥
「動けない自分を責めないで。
それは弱さじゃなくて、体と心のブレーキだ」
蓮司
「学校だけが正解じゃない。
休むことも未来をつくる選択のひとつ」
日下部
「“行けない自分”を認めることから始めていい。
今日を越えてる、それだけでも十分なんだ」