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無名の灯　答えを持たない相談室２

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無名の灯　答えを持たない相談室２

第53話 - 第53話

42

2025年09月16日

#お悩み相談室

#BL

#一次創作

#繋がりたい

#番外編

#短編

ruruha

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高校二年生・仮名：Sさん

小さい頃からずっと、友達ができたことがありません。

話しかけようとしても、何を話せばいいのかわからなくて。

クラスでは一人でいることが普通になっていて、

最近は“このまま誰ともつながらずに生きていくのかな”って不安になります。

遥

「……その気持ち、痛いほどわかる。

オレもずっと“友達ってどうやって作るんだろ”って考えてた。

周りが自然に仲良くしてるの見ると、自分だけ欠けてるみたいに感じるよな」

蓮司

「“友達がいない＝ダメ”じゃないんだよ。

人との距離感って、ほんと人それぞれ。

無理して“友達っぽい関係”を作ろうとすると、かえってしんどくなることもある」

日下部

「……“このまま誰ともつながらずに”って不安、すごくよくわかる。

でもSさんがこうやって相談を送ってくれた時点で、

もう誰かに気持ちを伝える一歩を踏み出してるんだと思う」

遥

「友達ってさ、数とかスピードじゃない。

時間かけて“話せるかも”って思えた人が一人でもできれば、それで十分だと思う」

蓮司

「そう。出会いって、学校だけじゃなくて、

本や趣味とか、思いもよらないところから始まることもある。

“無理に作る”より、“自分が好きなことを続ける”ほうが

気づいたらつながってたりする」

日下部

「……Sさんはちゃんと人と関わりたいって気持ちがある。

その想いがある限り、孤独は永遠じゃないと思う」

🗝 三人からのことば

遥

「“友達がいない自分”を責めなくていい。

ゆっくりでいいから、話してみたいと思える瞬間を大事にしてほしい」

蓮司

「友達は“作る”より“出会う”もの。

自分が好きなことを続けることが、一番の近道かもしれない」

日下部

「今は一人でも、Sさんはちゃんと人を求めてる。

その気持ちが、これからの出会いを必ずつないでくれる」