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にかいめのしっぱい
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[どうやって…アプローチすればいいんだろう…]
俺は一生懸命考えた
そうだ、俺の家に遊びに来てもらおう。
何故かその考えに至った。
でもどうする?
どうやって遊びに来てもらう?
縁を切られたんだ。
メールもブロックされていた。
じゃあどうすれば?
そうだ、 油断しているところを連れていけばいいんだ。
とても良い考え。
今の時間は23:00。
寝ているかな…と思いながら
俺は彼の家へと歩みだした。
家の前に着いた。
家から出てきた辰哉と目があった。
「なん…で…?」
俺はそう声が出た。
辰哉は俺にこう言った
「きも…なんで家の前にいんの…きもいんだけど…」
現実は甘くない。
俺には諦めるしかないのか。
「散歩…してて…たまたま…」
気付けば俺は言い訳を口にしていた。
「そういうのいいから。」
また、言葉の矢が俺の心に突き刺さった。
「早く消えて。」
その言葉が聞こえれば、
俺は逃げるように帰っていった。
なんてクズな考え方だ…
俺はなんで上手くいかない…?
もう…
寝よう…。
また…
明日…
考えれば…
…
いや、まだ諦めない。
「ははッ…ぅはッ…」
口角が上がり笑顔になる。
鏡の中の自分と目が合う。
「俺がクズになっても…
辰哉以外の事は上手く行くんだ。」
そう確信した。
だから俺は立ち上がった。
そして、親も兄弟もいないこの家を
「改造」しようと思った。
コメント
1件
コメント久々でごめん😭 何を改造する気なんだ😳? 超続き気になる終わり方で😇