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#【推しの子】
#SAKAMOTODAYS
おとうふ 紹介文読んで🙇
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りな
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C小町のドキュメンタリー映画『光の傷痕』が世界的な大ヒットを記録し、横浜アリーナでのラストライブを大成功のうちに収めてから、3年の月日が流れた。
伝説となったC小町の解散。
それは喧嘩別れでも、挫折でもない。お互いの覚悟と光を確かめ合い、それぞれの「次のステージ」へ進むための誇り高き選択だった。
都内を一望できる静かなラウンジのテラス席。
午後の柔らかな光の中で、私たちは久しぶりに3人でテーブルを囲んでいた。
「——ちょっと沙也加、声が大きい。いくら個室だからって、今のアナウンサーがそんな大声出してどうするのよ」
紅茶のカップを優雅に持ち上げながら、灯が呆れたように可憐な溜息を吐く。
「だってー! 灯ちゃんのパリコレのランウェイ、マジで凄かったんだもん! ニュースの原稿読みながら、画面に灯ちゃんが映った瞬間、叫びそうになるの必死で耐えたんだから!」
身を乗り出して熱弁しているのは、向井沙也加だ。
C小町解散後、彼女はなんと大手キー局の**アナウンサー**へと転身を遂げていた。「ファン目線の愛と熱量を伝える伝え手になりたい」という彼女の決意は本物で、今や「最も親しみやすく、かつ度胸のある若手アナ」としてお茶の間の大人気者だ。
「……ふん。パリのモデルたちも最初は私を東洋の小さな元アイドルって舐めてたけど、ステージに上がったら全員黙らせてやったわ。C小町の『静のカリスマ』を舐めるなって話よ」
フッと不敵に笑う灯は、現在パリと東京を拠点にする**トップモデル兼ファッションデザイナー**。その鋭く冷徹なまでの美意識は、世界中のモード界を席巻している。
「相変わらず二人とも、自分のフィールドで無敵だね」
私がクスクスと笑うと、二人の視線が一斉に私へと注がれた。
「何言ってるのよ、美裕。無敵っていうなら、あんたでしょ」
「そうですよ美裕ちゃん! 先月のアカデミー賞の主演女優賞ノミネート、本当に感動しました……! 授賞式のスピーチ、私感動で号泣しちゃって……!」
沙也加が目をうるうるとさせて語る。
C小町解散後、私は完全に**役者・映画女優**の道一本へと舵を切った。
短編映画『透明な群青』、実写版『月華のアルテミス』での伝説的な演技を経て、性別の枠も、アイドルの枠も完全に飛び越えた「世界的表現者」として、海外の監督たちからも引っ張りだこの日々を送っている。
「ふふ、ありがとう。でも、どんなに大きな海外のセットに立っても、私の原点はやっぱり……あの武道館で二人と手を繋いで歌った瞬間なんだよ」
私がそっと左肩に手を触れると、灯と沙也加の表情が柔らかく緩んだ。
衣装の隙間から覗く、うっすらとした小さな傷痕。あの激動の時代を駆け抜け、自分たちの手で奇跡を掴み取った証。
「玲奈ちゃん……来月、出所なんだってね。お兄ちゃんから聞いたよ」
私の言葉に、沙也加と灯は静かに頷いた。
「服役中、面会にも行けなかったけど……あの子も少しずつ自分の過去と向き合って、やり直そうとしてるみたい」
「そう……。出てきたら、また三人で会いに行きましょう。あの子に『私たちは誰も倒れなかったし、あんたのことも見捨ててない』って、突きつけてやらないとね」
灯が強がりながらも、どこか温かい眼差しでスカイラインを見つめる。
「はい! C小町は、誰一人として置いていきませんから!」
沙也加が力強く頷き、私の手の上に自分の手を重ねた。
そこに灯の手も重なる。
同じグループとして肩を並べて歌う日々は終わった。
けれど、向井沙也加は報道の現場で言葉の光を灯し、宵闇灯はランウェイの上で美の鋭さを磨き、私・榊美裕はスクリーンの世界で魂の生々しさを表現し続けている。
別の道を歩いていても、私たちの魂はいつだって同じ熱量で共鳴している。
前世で憧れていた『推しの子』の世界。
その世界の片隅で出会った三人の少女は、泥を呑み、血を流し、互いを高め合い、それぞれの場所で「最高の光」となったのだ。
「——さあ、そろそろ行きましょうか。次の現場、遅れちゃいます」
沙也加が立ち上がり、ジャケットを羽織る。
「そうね。私も次はミラノへのフライトがあるわ」
「私も、新しい映画のクランクインだよ」
グラスを合わせ、カチャンと心地よい音が響く。
「それぞれの場所で——絶対に、一番でいようね」
私の言葉に、灯と沙也加が最高に美しく、誇り高い笑顔で応えた。
青空が広がる東京の街へと、私たちはそれぞれの足で、胸を張って歩き出した。
それぞれの未来を、どこまでも眩しく照らすために。
コメント
1件
ああ、もう……読んでてじんわりきちゃったわ。C小町の3人がそれぞれの道でトップになって、それでもなお「あの武道館で手を繋いだ瞬間」が原点なんだって言えるの、すごく強いなって思った。沙也加がアナウンサー、灯がモデル兼デザイナー、美裕が世界的女優って、それぞれの適性にピッタリハマってて「そう来たか!」って膝打ったわ。玲奈の出所の話も入ってて、誰一人置いていかないって締めがもう……最高のエピローグだった🔥