テラーノベル
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リクエストいただいたのでめめこじ短編書かせていただきます!
・登場CP
めめこじ🖤🧡
・アイドル設定なし
・ご本人とは一切の関係がございません
⚠️地雷の方、苦手な方はブラウザバックをお願いします。
· · ───── ·✧· ───── · ·
【可愛い子ガチャ】
都会のビジネス街は静まり返る夜22時。
繁忙期ということもあって残業続きの毎日。
毎年覚悟はしているがやはりキツイと思うことがある。
🖤目黒蓮:一般企業に務めるサラリーマン
🖤「…さすがに、疲れたな…」
肩を落とし足を引きずるように帰路を歩く。
最近は寝る為だけに家に帰っているようなものだ。
もちろんまともな食事もできていない。料理を作る気力もない。
休みの日はどこへも行かずに溜まった家事をして泥沼のように眠るだけで終わる。
こうなると漠然とした願望が1つ。
🖤「…癒しが欲しい…」
特に趣味もなく恋人もいない。帰っても誰もいない部屋で物が散らかっているだけ。
帰りを待ってくれる人が欲しい
おかえりを言ってくれる人が欲しい
抱きしめてくれる人が欲しい
そんな願望も虚しいだけだと心の中で嘲笑していた。
そんな中、閉店してシャッターが締まりきっている商店街を歩いているときだった。
いつもと同じ風景のはずが、違和感があった。
その正体はすぐにわかった。
1箇所だけシャッターが上がっている所がある。
照明らしきものは付いていなかったが、小さな灯りがともっているのはわかる。
目黒は気になりつい足を止めた。
開いたシャッターの奥を見てみると、ガチャガチャマシンが1つだけポツンと置かれていた。
唯一着いている灯りはそのガチャガチャの中からだった。
🖤「なんだ…?これ」
中には色とりどりの大量のカプセルが入っていた。もちろん回すハンドルもある。
マシンの隣に張り紙があった。どうやらこのガチャガチャの説明のようだった。
────可愛い子ガチャ
🖤「可愛い子…ガチャ?」
説明欄を読んでみる。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••
【可愛い子ガチャ】
1.このガチャガチャは、あなたが望む理想の「可愛い子」がでてきます。
2.ハンドルに手をかけ自分の理想を心の中で唱えた後にハンドルを回すと、貴方にピッタリの「可愛い子」がでてきます。
3.ひいたカプセルはご自宅に帰った後に開けてください。
4.カプセルの中にも説明書がありますので、詳細はそちらをご確認ください。
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🖤「可愛い子がでてくる…へぇ…」
なんでもいいから癒しが欲しかった目黒にとってはピッタリかもしれない。
しかし、マシンのどこをみてもコインを入れる場所がない。
さっきの貼り紙を見ると右下の方に小さい文字で一言書いていた。
────料金はかかりません。その代わり、愛情をもって接してください。
🖤「えっ…無料…?」
であれば尚更好都合だ。好奇心が勝り、1つひいてみようと恐る恐るマシンに近づきく。
🖤(…理想を唱える…か。俺の理想は…)
🖤(─帰りを待ってくれる人。
─料理をしてくれる人。
─一緒に笑い合える人。
……─抱きしめてくれる人。)
ガチャッ…ガチャッ
意を決してハンドルを回した。よくあるガチャガチャの音が鳴った。
コロン
取り出し口を見ると1つのカプセルが転がり落ちてきた。
カプセルを手に取ると目黒はじっと見つめる。
音もしない。匂いもしない。
この小さなカプセルの中に『可愛い子』が入っているだなんて有り得ない。
しかし、せっかくひいたものだ。説明書にも帰ってから開けるようにとあったのもありひいたカプセルをカバンにしまい再び帰路に着いた。
家に帰るとリビングに真っ先にむかい、テーブルの上にカプセルを置く。暗くて分からなかったが、カプセルはオレンジだった。
自分の理想にピッタリな可愛い子が出てくる。
妙に緊張しながらカプセルに手をかけ、力を入れると意外と簡単にパカッと開閉音がした。
🖤「………」
ゆっくりカプセルを開けると…
🖤「……………え?」
そこには親指姫のような大きさの小さな人間がスヤスヤと眠っていた。
🖤「嘘……生きてる……?ってか…………」
🖤「男の子じゃん」
『可愛い子ガチャ』という名前のせいでてっきり女の子だと思ったが、予想を裏切り出てきたのは見るからに男の子だった。
そして、カプセルの中には一緒に細長い説明書が。
起こさないように説明書を取り、ペラっと開いてみる。
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【可愛い子 No.621 こーじ】
元気いっぱいな男の子。成長すると関西弁で喋る。料理が得意で、歌と人を笑わせる事が好き。
1.ご飯をあげて育てると成長します。
2.愛情を持って育てれば最速1ヶ月で成人の人間サイズまで大きくなります。
3.ご主人が愛せば愛すほど懐き度は上がります。うなじを確認してください。
4.愛想をつかされると消えてしまいます。
5.懐き度によっては性別の垣根を超えて愛してくれる時があります。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••✼••┈┈
目黒が引き当てたのは「こーじ」という子らしい。
🖤「……こーじ」
眠るこーじの頬をツンツンとつついてみる。子供のように暖かく、ほっぺがぷにぷにしている。
🧡「…んむ〜…ふぁ…?」
するとこーじが目を覚ました。丸いカプセルに入っているのも相まって、卵から孵った雛が初めて親を見る瞬間のようだった。
🧡「う?あぅ〜!」
どうやら言葉は話せないようだ。
目黒を見つめ不思議そうに瞬きをしている。
🖤「…お腹すいてる?…なんか食べるのかな」
とはいえ親指くらいのこのサイズだ。
最近まともに料理もしていない目黒の家にこーじが食べられるものがあるか謎である。
とりあえず冷蔵庫をガチャっと開けてみる。案の定食材などまともなものは入っていない。
🖤「あ、ミルクなら飲むかな」
たまたまあった牛乳を取り出す。
ペットボトルのキャップに牛乳を注ぎこーじの目の前に置いてみる。
🧡「むぅ〜〜?あぅ!」
こーじは興味津々に牛乳を見つめたあと1口ペロッと舐める。
すると味を気に入ったのか、目を見開きキャップを抱えあげ一思いに一気飲みする。
🧡「〜〜!ぷはっ!んまっっ!」
口の周りを牛乳まみれにして満面の笑みを見せる。
🖤「おいしい?笑 もういっぱい飲む?」
🧡ニコッ
🖤「はいはい笑 待ってね」
そうしておかわりをあげて3杯目を飲み干した頃。こーじはお腹をさすり満足そうに寝っ転がる。
🧡「あむあ〜!」
🖤「お腹いっぱいね笑」
🧡「…ふぁぁ…むにゃ…」
🖤「おねむ?ほんとに赤ちゃんみたいだな」
満腹になったせいか大きなあくびをしてその場で丸くなる。
🧡すぅ…すぅ…
あっという間に眠りに落ちるこーじの寝顔が天使のようだった。
🖤「さすがに…可愛いな笑」
胸の奥がほわっと暖かくなるような感覚。こんなのも久々だ。
机の上は可哀想だと目黒はこーじをそっと手に乗せベッドの枕元に移す。
🖤「おやすみ、こーじ」
ふと目黒はこーじのうなじで何かが光っているのを見つけた。
そっと覗き込むと
♡なつき度:15%
🖤「まだまだだな笑」
次の日、目黒が目を覚ますと驚愕する。
🖤「……デカくなってる」
親指姫サイズだったはずのこーじが手のひらサイズにまで大きくなっていた。
🧡「まんまっ!」
しかも若干喋れるようになっている。
🖤「おはよこーじ」
🧡「ん…?あーうぅ?まんま!」
🖤「俺ママ?笑 あ、名前教えてないのか」
🖤「めぐろ れん」
🧡「めむろ…めん?」
🖤「めむろ麺 笑」
🧡「めむりょ!」
🖤「め ぐ ろ れ ん 」
🧡「…めめぇ!!」
🖤「それでいっか笑」
🧡「めめっめめぇ!」
かくして2人の不思議な暮らしが始まった。
♡なつき度:20%
こーじがきてから2週間経った頃。
🧡「めめぇ!!起きや!あさごはん!!」
🖤「うぐっっ」
寝ている目黒の体に思い切りのしかかるこーじ。
こーじは瞬く間に成長し、人間で言う小学生くらいの大きさになっていた。
🧡「おしごとおくれるで!はよぅ!」
起こそうとするこーじの手を掴み腕の中に引き込む。子供体温のこーじはまるで湯たんぽのようだった。
🖤「もうちょい……」
🧡「あかーーーん!!」
目黒を引きずるように食卓に連れていき椅子に座らせる。
🧡「めめ見てや!目玉焼き綺麗に焼けてん」
こーじは焼けたトーストと目玉焼きを持ってきた。
いつも黄身が割れたり焦がしたりしていた目玉焼きが今日は綺麗に焼きあがっていた。
そしてその横には淹れたてのコーヒー。数週間前には想像もしていなかった光景だ。
🖤「お、ホントだ。すげぇ笑」
🧡「せやろっ?俺天才かもしれん!」
🖤「いただきまーす」
🧡「めめぇ」
🖤「なに?」
🧡「俺ええお嫁さんになれるかもしれん!」
🖤「ブフッッ」
🧡「うわっめめコーヒー吹いた!」
🖤「ゲホッ…お嫁さんって…誰の?」
🧡「決まっとるやん!めめの!」
🖤「ブハッッ」
🧡「またコーヒー吹いたぁ!」
🖤「えっ、俺の?」
🧡「……いや? 」
想像の斜め上の発言に2回もコーヒーを吹き出した。
理解が追いつけていない中こーじは首をコテンとかしげウルッとした目で見てくる。
🖤「えっと…こーじはさ、まだ小さいから」
🖤「大人になったらね」
🧡「っ!!」
🧡「俺もっと頑張る!!」
そんな賑やかな朝を過ごしている間に家を出る時間になる。
🧡「めめっ行ってらっしゃいのギュー!」
🖤「おいで」
ギュッ
こーじはいつも目黒が家を出る前には必ずハグをしてくれる。そのハグにいつも元気を貰うのだ。
🖤「じゃあ行ってくるね」
🧡「いってらっしゃーい!」
少し前まで、生きるのに精一杯だった日常に彩りがつきはじめていた。
そして、ハグする度に目黒はこーじのうなじを覗き込み、なつき度をチェックするルーティンもできていた。
♡なつき度:70%
それからまた2週間経った頃。
🖤「ただいまー」
🧡「おかえりめめ!ご飯できとるよ」
🖤「うおっすげぇ。グラタンだ 」
🧡「こーじくんお手製グラタンやで!」
こーじはどこからどう見ても普通の人間に見える、大人の姿に成長した。
身長は175cmくらいで止まった。
料理の腕も驚くほど上がり、掃除洗濯もお手の物。
仕事から帰ってくるといつもエプロンを着けたこーじが出迎えてくれる。
温かい夕食が用意されている。掃除も洗濯もされて部屋の中が整っている。
そして
🧡「めめっおかえりのギュー!」
🖤「はいはい笑 おいで」
毎日抱きしめてくれる。
まさに、自分が望んでいた理想の生活。
🖤「こーじ、いつもありがとうね」
🧡「俺偉い?褒めてっ」
🖤「よしよし笑 ホントすごいよ。食べていい?」
🧡「冷めんうちに食べよ!」
向かい合わせに座り、目の前で美味しそうにご飯を食べるこーじの笑顔はまだ少しだけ幼さが残っていた。
🖤「…あっ、うまい…!」
🧡「ホンマ?やったぁ!」
しかし、最近になって考えることがある。
寝る時にベッドが狭いのだ。
こーじが大きくなり、成人男性2人で寝るにはシングルベッドは若干窮屈に感じる。
故に、めり込むくらいにくっついて寝るしかない。
まるで同棲しているカップルだ。
🧡「めめおやすみぃ」
🖤「おやすみこーじ」
しかし、正直悪い気はしなかった。
むしろなぜか心地良さすら感じていた。
いつものように眠りにつこうとした時、横でモゾモゾとこーじが動く音がした。
🖤「…ん…こーじ…?寝れないの?」
🧡「めめ…」
🖤「どしたの」
🧡「……俺、いつになったらめめのお嫁さんになれるん?」
🖤「…え」
🧡「めめ言うたやん。大人になったらなって」
🧡「俺頑張ってん。料理も、掃除も、洗濯も。
……あと何したらお嫁さんにしてくれるん?」
🖤「えっと…それは…」
🧡「わかった。アレをやったら…考えてくれる?」
🖤「アレ?」
🧡「俺調べてん、めめのパソコンで。夫婦でやる事」
🧡「……営みってやつ」
🖤「待ってこーじ」
🧡「めめのお嫁さんになれるんやったらなんでもやる」
こーじは着ていた服を脱ぎ始める。カプセルに入るくらい小さかった体は細いしなやかな体つきになっていた。
こーじは目黒の体に跨り目黒の手を自分の胸に当てる。
🧡「女の子みたいな胸もないし柔らかくもないけど……俺頑張るから…っ」
🧡「…俺をめめのもんにしてよ」
🖤「…っ!」
次の瞬間、こーじの視界がひっくり返り体がベッドに埋もれる。
視界には天井と自分を見下ろす目黒がいた。
🧡「…めめ…?」
🖤「こーじは生まれた時から俺のものだよ」
🧡「どういう…んっ」
いきなり組み敷かれたかと思えば目黒にキスをされる。触れるだけのキスだが何回も落とされるとそれだけで脳がバグりそうになる。
🧡「…んぁっ…め、め…?」
🖤「夫婦ってのはね、こういうこともするんだよ。営みだけじゃない。段階ってものがあるの」
🖤「少しずつ教えるつもりだったのに。こーじから誘われたんじゃ乗らない訳にはいかないよね」
🧡「めめ…俺の事、好き?」
その問いかけに目黒は唇と首筋にキスを落とし、指でこーじの身体をなぞりながら答える。
🖤「好きだよ。俺の理想この上ないくらいに好き」
🧡「んんっ、…あっ…ホンマ…?」
🖤「うん。感度も良さそうでヤバい。」
🧡「じゃあ俺…めめのお嫁さんになれる…?」
🖤「絶対逃がさないよ。後悔しても知らないけど、いいの?」
🧡「逃げへん…一生めめのそばにおる…!めめ大好きっ…!」
🖤「じゃあ…一生可愛がってあげるよ。俺の可愛いお嫁さん」
♡なつき度: ∞%
𓏸 𓈒 𓂃 可愛い子ガチャ 𝐄𝐍𝐃𓂃 𓈒𓏸
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しゆ様のリクエストでめめこじ書かせていただきました。
ありがとうございました🫶
コメント
2件
1話完結と思えないほど満足感の高いお話でした✨ 何回も読み返そうと思います😊
えっリクエスト答えてくださりありがとうございます! もう最高すぎました😭 やっぱめめこじは尊いですね(◜¬◝ )
#あべさく
うめぼし
4,633
めかぶぷりん
2,603