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翌朝、窓から差し込む太陽の光で理紗子は目覚めた。


昨夜健吾はいつまでも理紗子を離さなかった。途中間に休憩を入れながら健吾は何度も何度も理紗子を愛した。

抱かれるごとに健吾は新しい感覚を理紗子に植え付けていく。そして回数を重ねるうちに理紗子は更なる快感を得られるようになっていった。


健吾は女性の扱いにかなり慣れていた。彼が経験豊富だという事は間違いないだろう。

そんな健吾のテクニックに理紗子は翻弄されっぱなしだった。

理紗子が目を開ければイケメンの健吾がセクシーに微笑む。そして耳元にはそのイケメンの熱い息を感じる。もうそれだけでゾクゾクしておかしくなりそうなのに、健吾はテクニックを駆使して理紗子を弄ぶ。

お陰で理紗子は声が枯れるほど悦びの声を上げ続けた。


元彼の弘人と健吾を比べると可哀相なくらいに弘人の方が劣ってしまう。いや劣るを通り越してその存在価値さえもないほどだ。

男性としての資質は全てにおいて健吾に軍配が上がる。二人の差は太平洋よりも大きいだろう。

そう思った理紗子は思わずフフッと笑ってしまった。

そして隣で熟睡している健吾を見つめる。


あれだけ理紗子に『奉仕』をしてくれたのだから相当疲れているのだろう。ぐっすりと眠っている。

理紗子はそのまま健吾の寝顔を観察した。


うっすらと生えた無精髭、彫の深い顔立ち、長いまつ毛と昨夜理紗子の肌の上を這いまわった唇が何とも言えずセクシーだ。

寝顔まで素敵過ぎて思わずゾクゾクしてしまう。

そんなセクシーで素敵な男に自分は何度も抱かれたのだと思うと理紗子の頬が緩む。


その時理紗子はふと思った。

昨夜健吾は満足したのだろうか? 奉仕するばかりでなくちゃんと深い満足感を得られたのだろうか?

理紗子は少し心配になる。そして昨夜の情事を思い返した。


理紗子がイク時健吾も一緒にイッていた。

終わった後健吾は荒い息をしながら満足そうに微笑んでいたのも覚えている。


「理紗子信じらないよ、最高だよ」

「理紗子の身体はもう手離せないな」

「いつまでもずっとこうしていたい」


そんな言葉をかけられたような記憶がある。という事は彼もちゃんと満足したのだろうか?

もしそうなら自分は女として自信を持ってもいいのかもしれない……そこで理紗子は小さな感動を覚えた。

自分はこのスパダリ男を満足させたのだと。


(キャーッ)


理紗子は嬉しくて思わず声を出しそうになり慌てて布団にもぐった。

ニヤける顔をなんとか抑えなければ。


その時隣にいた健吾がもぞもぞと動き出した。目を覚ましたようだ。


健吾は気だるげに目を開けると布団をかぶって隠れている理紗子を見つけあえてとぼけて言った。


「あれ? 理紗子がいないなぁ」


理紗子がそのまま知らんぷりをして隠れていると健吾の手が布団の中の理紗子の胸をまさぐる。

理紗子の乳房を優しく手のひらで包んだあと先端を指で刺激してくる。


「理紗子はどこに行ったんだろうなぁ」


健吾はすっとぼけたまま執拗に理紗子の乳首に刺激を加えた。理紗子は笑いそうになるのをこらえながらじっと我慢する。

そこで健吾は本格的な愛撫を始めた。理紗子は段々余裕がなくなり切ないため息を漏らす。

その時突然健吾が布団にもぐり理紗子の乳首を直に咥えた。そして舌先でチロチロと円を描くように愛撫する。

それでも理紗子は寝たふりをしてじっと耐えていた。


健吾は舌先で理紗子の乳首を弄びながら右手を理紗子の下半身へ持って行き敏感な秘部へ当てがった。

小さな茂みまで辿り着いた健吾の右手は割れ目を指で擦り始める。


「…….んっ、はぁっ……んっ」


気づくと理紗子からは喘ぎ声が漏れていた。

その声に興奮した健吾は切ない表情のまま上半身を起こすと布団を剥ぎ取って理紗子の上に身体を重ねた。


寝室にはベッドが激しく軋む音と二人の荒い息遣いだけが聞こえている。

朝の日差しが燦々と降り注ぐ中、二人はもう一度熱く深く愛し合った。



行為の後少し仮眠を取った二人は漸くベットから出た。


健吾が先にシャワーを浴びてその後理紗子がバスルームを借りた。理紗子はベッドから起き上がる時全身が筋肉痛になっている事に気づいた。

シャワーの後着替えがなかった理紗子は健吾が貸してくれたTシャツを着た。

そのTシャツはかなり大きく理紗子が着ると超ミニのワンピースのようだったので健吾が喜ぶ。


「理紗子可愛いぞ、うちに来た時はこれからずっとその格好でいてくれ」


健吾は朝から少しおかしい。理紗子を見る目が以前と全く違う。

もし今漫画家が健吾の似顔絵を描いてくれるとしたらおそらくその目はハートマークだろう。

とにかく健吾は理紗子の一挙一動を目で追う。そしてその目は常にハートマークだ。

あまりにも自分の事をじっと見てくるので気持ち悪くなった理紗子は健吾に言った。


「ケンちゃん朝からなんか変だよ」

「変って何が?」


そう返事をする目が既にハートマークだ。


「だからそれが変なの。なんでそんなにニコニコしてこっちを見るの?」

「そりゃあ理紗子が可愛くって仕方がないからだろう」


健吾は当たり前だろうと言った様子で答える。

そこで理紗子は思った。


(これってもしやスパダリ系によくあるパターン? エッチをした途端甘々溺愛系?)


そこで理紗子は首を振る。そんなのはおそらく漫画や小説の世界だけだ。健吾に限ってそんな事あるはずはない。

そこでもう一度健吾に聞く。


「なんで急に私の事を可愛いって言うの?」

「そりゃああんなに激しく反応してくれたら誰だって嬉しいだろう? 俺はもう理紗子が可愛くって仕方がないよ」


健吾はニコニコしながら嬉しそうに言った。


「ふぅん。ケンちゃんって今まで付き合った女の人にもそんな感じだったの?」

「そんな感じって?」

「エッチをした途端急に可愛く思えるとか?」

「いや、これは理紗子限定だろう」


健吾はハートマークの瞳のままニコニコしながら言った。


「あっ、それってもしかして同情からくる優しさみたいな感じ? 今までセックスに恵まれなかった可哀想な女を救ってやった的な? 俺のテクニックでばっちりだぜぃみたいな?」


理紗子が真面目な顔をして言ったので健吾はびっくりしている。


「んな事思う訳ないだろう? どういう思考回路をしていたらそんな結論に達するんだ? まあ確かに俺の腕の中で喘ぎまくる理紗子を見るのは嬉しかったけどな」


その時インターフォンが鳴った。健吾がすぐに玄関に向かう。

健吾がデリバリーで頼んでいた『cafe over the moon』のサンドイッチとコーヒーが届いたようだ。袋を下げて戻って来た健吾はテーブルにサンドイッチとコーヒーを並べた。

そこで二人は向かい合って朝食を食べ始める。


健吾はテレビのリモコンを押していつもの経済ニュースをつけた。


朝食を食べながら今日の互いの予定について話していると、健吾は午後から証券会社主催のセミナーに講師として行くらしい。

それが終わったら外で夕食を食べようと理紗子を誘ってくれた。

理紗子がセミナーは誰でも参加できるのかと聞いた。もし参加出来るなら行ってみたいと健吾に言う。


「本当は事前申し込みが必要なんだけれど一人分くらいなら何とかなると思うよ。だから来てみたら?」


健吾がそう言ってくれたので理紗子はお言葉に甘えてセミナーに参加してみる事にした。理紗子は健吾が講師をしているところを一度見てみたいと思っていたのだ。


理紗子の中には健吾の事をもっと知りたい、健吾の生活を覗いてみたい……そんな欲求がどんどん湧いていた。





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コメント

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理紗子ちゃん、スパダリ男は満足🈵😆どころか、 あなたにゾッコンでーす😍😘💕💕 仕事をしてる彼とか、いろんな彼をもっと知り 愛を深めてね💏♥️ 健吾さ~ん、理紗子ちゃんは相当な天然さん....😁ww あれだけいっぱい愛されたのに 貴方の愛にまだ気づいていないようだね~🤭 彼女にいっぱい「愛してる」って言ってあげて‼️ 早く「契約恋人」を解消して本当の恋人になってね❣️👩‍❤️‍👨💕

ユーザー

理紗子ちゃんと一緒!もう〜ゾクゾクするし、このスパダリ男を満足させた💞(*/ω\*)キャー!!♡ニヤけるよね♡あぁ〜ん気だるそうな健吾(ฅωฅ♥)もステキ✨あ、興奮してるけど…私部外者です…💦 健吾はもう完堕ち((♡_♡)) ☆━━━チュキチュキビーム▁▂▃▅▆▇█▓▒ ☆ ♡♡ でも天然思考回路の理紗子ちゃんは…🤣 がんばれ〜っ(o⚑'▽')o⚑*゚フレーフレー

ユーザー

ラブラブ健吾がいつまでも理沙ちゃんを離さない件✨もう溺愛まっしぐらですね🤣💕❤️‍🔥 何を置いても理沙ちゃんと一緒に愛し合いたい健吾😍🩷 元カレク◯弘人の上書きをしっかりしてくれたので、これからは思う存分健吾に愛されてね、理沙ちゃん😘🥰 でも弘人の執着も怖いところ😫💦理沙ちゃんの身辺には充分気をつけてね‼️⚠️きけんあ

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