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#こじだて
雪だるまひとひと💙
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やがて蓮は空いている楽屋の前で立ち止まって、その中に俺を引き込んだ。
そこでようやく俺の口を押さえていた手が離される。
「お前、どういうつもりだよ」
「…ごめんね」
その声がまるで泣く寸前みたいに聞こえて、それ以上何も言えなくなった。何でそんな顔してんだよ。
どうしていいか分からなくなって目を逸らすと、腕を掴む力がぐっと強くなった。
「…そうやって俺のこと遠ざけるんだ。俺のことなんて、もうどうでもいい?」
「何だよ、それ」
「俺への気持ちなんて、もう捨てちゃった?」
何だよそれ。何なんだよそれっ?!
カッと頭に血が上るのが分かった。何にも知らないくせに、何勝手なこと言ってんだよ!
「…だとしたら、何だよ。そんなことお前には関係ないだろっ! 俺のことなんて別に好きでも何でもないくせにっ!! ほっといてくれよ!!」
「佐久間くん、俺は」
「俺の気持ちなんて迷惑だろ? 仲間の振りしてずっと好きだったなんて気持ち悪いだろっ?! 挙句にあんな事になってさ…だから離れようとしてるのに、お前がそういう事言うんじゃねーよっ!!」
視界が段々ぼやけてくる。蓮がどんな顔をしてるのかも見えないけど、それでも睨むように見上げた。
蓮だけが悪いんじゃない。そんな事分かってるけど、どうしても止められなかった言葉がぽつりと口をついて出た。
「…どうせ、好きになんてなってくれないくせに」
「佐久間く…」
「もう、俺の事ほっといてくれよ…俺に触らないで、優しくしないで。笑いかけるのも、見つめるのも、全部止めて」
「そんな…」
「もう苦しいんだよ…ずっと、ずっと苦しい。蓮を好きな気持ちが消えなくてずっと苦しいままで…そんなんで、どうやってお前と一緒にいればいいんだよ」
ぼろぼろと溢れる涙と一緒に、ずっと溜め続けていた苦しい気持ちまで溢れ出す。
このまま、蓮への想いも全部流れ出してしまえばいいのに。
そう思いながら俯いたその時、ふわりと覚えのある香りに包まれた。
蓮の両腕が俺の背中に回されて、強く抱きしめられる。
「ごめん、佐久間くん…ごめんね」
「…謝って欲しいわけじゃない…っ! それに、触るなって言ったじゃん、離せよっ」
「嫌だ。絶対離さない」
「離せよっ、同情とか、マジでいらないから…っ!!」
そう言いながら蓮の腕から逃れようとじたばた暴れるけど、蓮は腕の力を益々強くして離してくれそうになかった。
蓮がどういうつもりなのか分からなくて、そしてこんな時でもドキドキしてしまう自分が情けなくて涙が止まらない。
「離せってばっ! もう、もうお前なんて…っ!!」
「……嫌いになった? いいよ、それでも。今度は俺が追いかければいいだけだから」
「は…? 何言って…」
「佐久間くんが苦しくなくなるなら、それでいい。佐久間くんの気持ちを取り戻すまで俺が頑張るから」
何が? 何の話??
疑問でいっぱいになってると、きつく抱きしめるだけだった蓮の腕が少し緩んだ。そのまま至近距離から顔を覗き込まれる。
顔を背けようとしたけど、蓮の目がこれまで見たことない色してて。
思わず見惚れていると、蓮がゆっくりと囁いた。
「……好きだよ、佐久間くん。例え佐久間くんが俺への気持ちを捨てたとしても、それでもいい。これからは俺が佐久間くんに片想いするから…」
次は再びめめのターン
コメント
3件
🩷は頑固だし🖤は何事もワンテンポズレてるからこの2人もどかしい( ´Д`)=3 で暴走すると止まらないし、 これから💚も💜も💛も苦労するかも、💙🤍🧡は面白がって燃料投下しそう( ´Д`)=3
わあ…もう、胸が苦しいです。佐久間くんの「どうせ好きになんてなってくれないくせに」って言葉が刺さりました。ずっと溜め込んでた本音が溢れ出して、それでも蓮に抱きしめられて「絶対離さない」って言われるシーン、泣けました。最後の「これからは俺が佐久間くんに片想いするから」は完全に不意打ちでした…! 蓮が本気で向き合おうとしてるのが伝わってきて、次のめめターンが待ち遠しいです!