TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「陸久はお兄さんのことが怖くないの?」

「怖い?どこがですか?」

「いや….軽々と殺したって言葉を口にするとか…」

「別に何ともないですよ?」

「だって僕、兄さんのこと大好きですし」

そう言いながら笑う陸久。

とても不気味だ。

「でも殺人って犯罪だよ?」

「それでもお兄さんのことが好きなの?」

「はい」

「兄さんがしたいなら僕は構わないですし」

これが陸久の本性なのだろうか。

いくら兄好きだからと言っても

流石に限度を超えている。

ふと、

後ろから誰かに見られてる気がして振り返った。

が、そこには誰も居なかった。

「水戸さん?どうしたんですか?」

「いや…何でもないよ」

きっと気のせいだろう。

私は自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。


「そういえば陸久って学校行ってるの?」

前から思っていたが、

中々聞く機会が無かった質問だ。

「学校ですか?行ってますよ?」

いつ、行ってるんだろう。

そんな疑問が頭を駆け巡る。

だって朝から私と行動してて、

帰るのは8時頃。

明らかに嘘だということが分かる。

でも、なぜ嘘をつくのだろうか。

正直に言えば、このなにか引っかかるような

モヤモヤとした思いは消えるのだろうに。

それに、

図書館で私に隠したあの記事も気になる。

明日の夜、また図書館に行ってみるとしよう。

それに、陸久が休みの日に

どんな行動をするのかも気になるし。

loading

この作品はいかがでしたか?

47

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚