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マキ
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#あやかし
がくじゅつてき・あかげ
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ねこさん⛄️
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コメント
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うわあ、体調ボロボロなのに周りの優しさが沁みますね……。ヤカが「名前呼べばいつでも来てくれる」って約束してくれてるところ、ずっとそばにいてくれたんだなって思えてじーんとしました。最後の「痛くない♡♡♡=体が良くなってる」っていう気づき、めちゃくちゃ泣けます。しんどい中にも希望があって、それに気づけるのがすごいなって思います。次も楽しみにしてますね。
めちゃくちゃ体調崩して寝込んでる。枕から頭上げるのすらしんどくて、食事もお手洗いもできるだけしたくなくて、半分死んでる……。ヤカがそばにいて飲み物運んできてくれて、矢車ちゃんと薄荷ちゃんがスポドリとかinゼリーとか買ってきてくれるからまだ何とかなってるけど、1人だと本当に死んでたかも……。 神様2人をもてなすために数日バタバタしただけで倒れるの、本当に体力なさすぎる。ものすごく悲しい。
あまりにもしんどすぎて、静かに寝ていたかったので、「静かに寝たいから、私が何か言わない限りほっといて」とみんなに言ったら、本当にほっといてくれた。ヤカは「何かあったらいつでも名前を呼んでほしい、すぐそちらに人型を生やす」とまで言ってくれたので、本当にありがたかった。
で、しばらくベッドの上で死んでたんだけど。自然の欲求、つまりお手洗い行きたいという欲求はどうしても定期的に訪れる。起き上がるのがしんどくて、しばらく我慢してたけど、さすがにもう無理って思って、のそのそ起きた。部屋の外にトイレがあるってだけできついよー……。
で、何とかトイレ行って用を足そうとして、私は仰天した。詳細は省くけども、その! 生理が来た! 本格的に! いつぶり!? 1年以上ぶりじゃない!?
ガッタガタな体なもんで、生理周期もガッタガタ。しかも、私の場合来る前からお腹も頭もガンガン痛くて、鎮痛剤を倍飲んで貼るカイロであっためてなんとか動けるってレベルなので、来ないほうが楽で放置してしまっていた。ええー……生理前だったから倒れてたのかなあ。
とりあえず用は足して、トイレの脇の物入れに突っ込んでたナプキンを3枚ずらして重ねてつけて長期睡眠に備えて、それで立ち上がって下着つけ直して……目の前が真っ暗になってその場にしゃがみ込んだ。何!? 立ちくらみ!? 貧血!?
しゃがみ込んで、眼前暗黒感は消えたけど、そこから全く立ち上がれない。そろそろと立ち上がろうとしても、中腰以上になると目の前が暗くなってまるで無理。それでも何とかトイレは流して手を洗ったけど、それが限界で全然動けない。
ど、どうしよう、どうしよう……。誰か呼ぶ!? ヤカ呼ぶ!? あっでもお風呂とトイレは見ないでって言ったから多分ヤカこの辺にいない! 矢車ちゃんか薄荷ちゃんを呼ぶ? でも今の時間2人とも厨房でご飯作ってるはず! ど、どうしよう、どうしよう……。
元々死ぬほど体調悪いから、しゃがみ続けているのも限界で、私はトイレの壁に寄りかかって、もう泣きそうだった。それでもヤカが近くに染み込んでる可能性を願って、私はトイレの壁を内側からコンコン叩いてうめいた。
「ヤカ、ヤカー……助けて……」
すると、トイレのドアの隙間からみるみるうちに透明スライムが流れ込んできて、あっという間にフード付きの白いロングコートをかぶった人型になった。
{何かあったか、大丈夫か!?}
ヤカ、そばにはずっといてくれたんだ……。私は半泣きでヤカを見上げ、「助けてえ……」とうめいた。
「貧血になっちゃって、立てなくてえ……」
{動けなくなっていたのか?}
「うん……」
{では動かなくていい、ひとまず部屋まで運ぶ}
どうするんだと思っていると、さらに透明スライムが湧き出てきて、見る間に私を抱き上げてしまった。ヤカ(人部分)がトイレのドアを開けて、私は抱き上げられたまま運ばれてトイレから救出された。トイレの外には矢車ちゃんと薄荷ちゃんがいて、びっくりした顔をしていた。
「どうしたんですか!?」
「大丈夫ですか!?」
口を開くのも億劫で、どうしようかと思っていると、ヤカが簡潔に答えてくれた。
{貧血だそうだ、部屋まで運ぶ。ひどいなら救急車を呼ぶ}
いやそこまではしなくていい!
「部屋運んでくれればいいから……原因はわかってるから……」
{わかった}
ヤカ(透明スライム)はそのまま部屋のベッドまで運んでくれて、私を横たえて触手で布団をかけてくれた。ぐったりしていたら、ヤカ(人型)が枕元に来て言った。
{その、できれば原因を教えてほしい}
原因は、わかってるんだけど! 言いにくいな!
「その、本当に何でもないから……」
{しかし……大変なことならやはり救急車を呼ぶべきだ}
さすがに救急車はない! 生理で! 痛いってわけでもないのに!
「その、本当に大丈夫で……」
{明らかに大丈夫ではない}
それは……そう! どうしよう、うーん、言ったほうが心配させないかなあ、これ……。
「その……あの……久々に生理が来て……そのせい……」
口ごもりつつ言うと、ヤカはハッとしたように揺れ、慌てた声で言った。
{そうか、そうだったか、すまない、無理に言わせて}
「ううん……」
{休んでいてくれ、食べられるものがあるなら何でも作るし、買ってきてもらうし}
「じゃあ、inゼリーの鉄分入りのがたくさん欲しい……しばらくそれちょっとずつ飲む……」
{わかった、薄荷氏が手が空いているので買ってきてもらう}
「ありがとう……」
ヤカはさっと床に染み込んだ。多分薄荷ちゃんのところに出現しに行って頼んでくれている。多分この部屋にも染み込んでるし、名前呼べばいつでも来てくれる……ありがとう……。
大きく息をついて、さらに布団に潜り込み、そして私は今全然痛みを感じてないことに気づいた。え!? お腹も頭も全然痛くない! あんなに本格的に生理来てたのに! なんで!?
……霊薬のせい?
考えてみれば、生理って、ある程度健康じゃないと来ない。それに生理って、痛いより痛くないほうが健康と言える。
そっか……私、底の方では体良くなってきてるんだ……。相変わらず12時間寝るし、動くと熱が出るし、貧血にもなってるけど、痛くない生理が来るってことは、体自体は良くなってきてるんだ……。