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涙が恋に変わるまで

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涙が恋に変わるまで

172 - 第172話「灯った火の消し方は」

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2023年08月05日

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 床に座って片膝をつき、乗せた腕の先で、掴んだ缶ビールの中身が、音を立てて揺れた。

「どちらを選んでも、……選ばなくても、か」

 思い出すように、刻みつけるように、反芻して、復唱した。

 昼間に、客である水戸みとが、俺に向けて語ってくれた言葉。

 全く、驚く程に、真理をついている。

 ふ、と唇の端から、笑いをはらんだ吐息が漏れる。

「水戸さんらしい……」

 なんて言える程、知らないくせに。

 けれど、間違いなく彼女が選んだ言葉なのだと、わかる。

 俺の迷いも、甘えも、逃げすら見透かして、それでも、そうした俺の躊躇ためらいや葛藤まで見抜いて、なだめて認めてくる。

 どういう家庭に生まれ、どういう人と出会い、どういう成長を経たら、ああいう大人になれるのだろうか。

 隣に並んだら、反射的に距離を取りたくなるくらいに、出来た女性ひとだ。

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