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細い指先が、辿々しくネイビーのサマーニットを掴むと、小さな舌は、欲深く豪の舌を捉えようとする。
唇を重ねたまま、豪は腰に回していた手を背中に伝わせ、奈美が着ている淡いブルーのワンピースのファスナーに手を掛けた。
森閑(しんかん)とした部屋の中に、ファスナーを下げる音と衣擦れの音が響き、彼にとって、新たな二人の関係の幕開けに感じる。
華奢な両肩を滑らせていくと、ワンピースは呆気なく滑り落ち、豪は唇を奈美の花弁から頬、首筋に這わせていった。
「ご……豪さ……んっ…………」
艶を含んだ奈美の声に、彼のチノパンに隠れている男の象徴が、ピクリと反応している。
白磁の首筋を彷徨い続ける唇に、彼女が甘美な吐息を零し、豪の鼓膜を優しく揺らした。
「っ……はぁっ…………うぅっ……」
色白の肌に映える、淡いブルーのキャミソールとブラとショーツ。
これも、豪と初めて会った時に身に着けていた下着だ。
奈美の身体を包んでいた物全てが、その時の物だった事に、彼女は豪との関係に終止符を打とうと決心しながら、今日、会って話がしたいと言ったのだろう。
(ならば…………奈美の中にある『決意』という名の鎧を、俺が剥ぎ取るまでだ……!)
小さな背中を撫で回した後、キャミソールの裾から手を侵入させ、背中のブラホックを外す。
胸の締め付けが不意に緩んだ事で、繊麗な身体が小さく震えた。
豪は、キャミソールの肩紐を、ブラのストラップごと一気に腰まで引き摺り下ろすと、ブラが床にハラリと落ちていく。
初めて見る、奈美の胸。
小さ過ぎず、大き過ぎない適度な大きさ。
形が綺麗な、まろみのある美乳。
抜けるような白さの双丘の頂には、桃色の小さな果実が控えめに佇んでいる。
美しい身体の奈美を見て、彼は息を呑む。
豪は、首筋に這わせていた唇を、更に下へと伝わせながら、背中を撫でていた手を胸へ滑らせた。