俺は自分の部屋に戻った。
そして引っ越しの時に使ったスキーバッグを手にした。
彼女の横でファスナーを開き、その中に彼女を入れた。
「君との夜は忘れないよ」
ファスナーを閉め、バッグを肩で担いだが、思ったより重かった。
死体が見つかれば怪しまれるのは俺だろう。
念のため俺が手で触れた場所は、指紋を消そうとタオルで拭っておいた。
万一刑務所にでも入ることになれば、俺は恋もできないし、世界中の女たちにも損害だ。
俺はアパートを出て、歩いた。
帽子を目深にかぶったし、うつむき気味だったから女に声をかけられることもない。
そうしてしばらく歩くと、木に囲まれた一軒の家についた。
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コメント
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あは。(