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📩 相談高校二年生・仮名:Nさん
最近、自分が“好き”なものがわからなくなりました。
前は夢中になってた音楽も漫画も、気づけばただ流してるだけ。
「何がしたいの?」って聞かれると答えられなくて、
このまま空っぽになってしまうんじゃないかと不安です。
遥
「……その感じ、オレも経験ある。
前は楽しかったことが急に無味になる時期ってあるよな。
“好き”が消えたんじゃなくて、たぶん一回立ち止まってるだけ」
蓮司
「“好きなものを見つける”って、
わざわざ探すよりも、ふと出会うときの方が多い。
無理に答えを出そうとすると余計に遠ざかるから、
空っぽに見える時間も必要な休憩なんだと思う」
日下部
「……“好きがわからない自分”を責めなくていい。
感覚が鈍ったんじゃなくて、
新しい何かに出会う準備をしてるだけかもしれない」
遥
「オレは何もしないで散歩してたら、
風の匂いとか夕焼けが“いいな”って思えたことがあった。
それが小さいけど“好き”の種だった」
蓮司
「“これが好きだ”って言葉にする前の
小さな“いいかも”を大切にすると、
また心が動く瞬間が戻ってくる」
日下部
「……Nさんの“好き”はちゃんと生きてる。
今は静かに息をしてるだけ。
その静けさも、次の扉を開く時間だから」
🗝 三人からのことば
遥
「“好きがない自分”でも大丈夫。
小さな“いいかも”を見逃さないで」
蓮司
「答えを探さなくていい。
空白は、新しい出会いの余白だから」
日下部
「“好き”は消えない。
ただ少し休んで、次の瞬間を待っているだけ」