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まずは先生からの連絡事項。
「今年のGW後半は、私の用事があって合宿はありません。でも、上手く行けばいい物を借りて来られそうです。ですから、期待していて下さいね」
という事だそうだ。
あと、連絡事項が1件。
「休日中の連絡先、今のうちに交換しておきましょう。寮経由ですと、お昼とかは連絡出来ない事がありますから。
彩香さん以外は、SNSが入ったスマホありますよね」
僕らは頷く。
先生はバッグからスマホを1台取り出した。
「これは私が前に使っていた旧型のスマホです。無線LANが入るところなら、そこそこ使えます。例えば、この学校内とか。SIMを抜いたので、外で使うには工夫が必要ですけれど、料金もかかりませんし。
なので彩香さんは、取り敢えずこれを使っていて下さい。一応フリーメールとメジャーなSNS、ハイキングやポタリングに便利なGPS地図ソフトは設定してあります。あとは写真も一応撮れますよ」
「えっ、でもいいんですか」
「私は今は、これを使っていますから」
先生は赤い色のメーカー不詳なスマホを、さっと取り出す。
「という訳で、使ってやって下さいね。あとこれは充電器等一式。細かい使い方は後で悠君にでも聞いて下さい。という訳で、連絡先交換をしますよ」
という訳で、某有名SNS経由の連絡先が5名分、僕の携帯に追加された。
更についでに。
僕は、ちょっとおまけを思いついた。
「僕のスマホはテザリング無料だから、セットしておくよ。ちょっと貸して」
という訳で、僕のスマホとLAN接続するように設定する。
「これで外でも、合宿中なんかで一緒にいれば使えるよ。範囲50メートル位かな」
ここで先輩が、にやりと笑った。
「おうおう、熱いねえ。ずっと一緒にいてくれと言うアピールかい」
えっ。
そう言われて、思わず焦る。
そう見えてしまったか。
いや、確かに彩香さん可愛いけれど、そこまで考えてはいないぞ。
ちょっと焦るけれど……
「多分、悠君はそこまで深く考えていないと思うのですよ。取り敢えず、今のところは」
微妙な言い方だが、未亜さんが助け船を出してくれた。
「そういう訳で、折角ですから遠慮無く使った方が楽しいのです。ハイキングの時間と場所の記録とか写真とか、色々便利なのですよ」