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mndr-視点


「はぁ…..」

ため息が零れる。

大型ラッシュが終わり、やっとのチルタイムだ。

椅子に座り休憩しようとするが通知が届き、仕事だと自分の中で気持ちを切り替える。


/フリーカ銀行強盗


無線で自分が対応に行くことを伝え、パトカーに乗り現場へ向かう。


現場に着くと既に到着していた警官が入口に集まっていた。

近くにいるさぶ郎に状況を確認しようとするが驚いた表情をしており、視線の先を見る。

そこには金髪の彼がいた。


「ぺいん君….?」


間違いなく彼だ、だが少し違う雰囲気を纏う彼をみて思わず言葉が漏れる。


sbru「あっ..ミンドリーさん…」


「….今どういう状況?」


sbru「じ、実はさぶ郎達もまだ分かってなくて..」



hnrn「あなたは伊藤ですか..」


少し声を強ばらせ、ひのらんがぺいん君?に確認する。


pin?「…..そうだよ」


彼から聞きたくなかった言葉が聞こえ思わず顔を歪める。

二人はショックで動きを止める。

その様子から上官である自分がどうにかしないと、と思い声を掛ける。


「..解放条件は?」


pin?「3分間アタック禁止で」


「了解、少し待ってね」


絶対に捕まえてなければならない、そう覚悟を決め無線に手をかける。


“フリーカ3分間アタック禁止、犯人ぺいん君、応援来れる人は来て”


“えっ!?ぺんぱい!?”


“えっ…ぺいんが?”


無線からは困惑の声が幾つも聞こえ、マップを開くとこちらへ向かってくる警察GPSを何個か見つけた。本当に彼は愛されている、そんな彼がどうして、そう思いながらマップを閉じる。

二人はもう冷静さを取り戻しており、まるで大型対応で始まるのを待っていた。


「お待たせしました」


pin?「もう始めていい?」


「はい」


pin?「じゃあ行くねー」


そうしてチェイスは始まった。



…………



結果、ぺいん君を捕まえることは出来た。

今は護送を終え牢屋の中だ。

牢屋には大勢の警官達が集まりぺいん君を見て、失望や怒り、驚きと様々な反応をしている。

ぺいん君はというと捕まってから言葉を発さず、無表情だ。


hnrn「本人確認するね」


いつもの明るい声ではなく落ち着いた声でひのらんが言う。

指紋タブレットを取り出し本人確認を始めた。

けれど結果を見たのであろうひのらんが一向に動かない。


nr「どうしたの?」


不思議に思ったネル先が声をかける。

声を聞き、困惑しながらひのらんは結果を伝えようと口を動かす。


hnrn「伊藤…ではあると思うんですけど、所々文字化けしていて…」


その言葉を聞き少し、ぺいん君が笑った気がした。

俺がぺいん君に聞こうと口を開くのを遮るように無線が鳴り響く。


pin”黄金の風が吹くのを感じないか?”


いつも通りの彼の挨拶を誰も返すことは出来なかった。





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最後まで見て頂きありがとうございます。

この作品は長編作品の予定です。

長くなりますが、どうか楽しんでください

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コメント

2

ユーザー

え..................?じゃあ....捕まえたぺいんは誰だったんだ....?

ユーザー
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