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広大な夜の砂漠
ブルルルルルルゥゥゥ~ン!!!…
砂漠の住人A「いつになりゃ着くんだよ、もう喉がカラカラだ。」
砂漠の住人A「ココデ王国まであとどんくらい掛かるんだよ~。」
砂漠の住人B「そんな事言ったって、俺も喉は乾いてるんだ。」
砂漠の住人B「そして、まだ着きそうにはないな。」
砂漠の住人A「マジかよ~。」砂漠の住人B「おっとまずい、」
砂場の住人B「砂嵐が濃くなってきたな。」
砂漠の住人A「砂嵐…、ヤバイんじゃないか?」
砂漠の住人A「最近有名だろ?、砂嵐の魔物。」
砂漠の住人B「らしいな、まっ‥大丈夫だろう。」
砂漠の住人A「ん?、今遠くから音がした気が…」
砂漠の住人B「おいおい、冗談言ってビビらせようってか?」
砂漠の住人A「いや、ビビらせようとした訳じゃ…」
砂漠の住人A「えっ!!、どこいったぁ!!?」
砂漠の住人Bはいつの間にか、運転席から姿を消していた。
砂漠の住人A「あぁ!!?、何だぁぁ!!!」
そして砂漠の住人Aも、姿を消した。
そして車内に残ったのは、小さな二粒の砂だった。
あれから6年後…
トトッコー村
???「それじゃあ、行ってくる」奥さん「行ってらっしゃい」
キィィ‥ガヂャァンッ!!!
???「…よしっ…」ザッザッザッザッ…
???「水も食料も持ったし、行くとしようか…」
そして男は、ボロボロな車に荷物を詰め込み、車に乗った。
???「さあ、出発だ」ブルルルルゥゥゥ~ン!!!!
そして車は走り出した。
???「ついに始まったか、魔物撃破部隊として初の仕事…」
???「くっ…、早速喉が乾いてきたな…」スッガサガサ…
そう言い、男は大きな鞄を漁り始めた。
???「なっ何ッ…、水と食料が減ってやがる…」
???「いつの間にか盗まれたってのか…」
???「ん?」スッ その男は目を細めて何かを見つめた。
???「アイツだっ!!」ブゥゥゥ~ンッ!!!!…
そしてその男は車を急発進させた。
泥棒「なっ!!、気付かれちまったぁ!!」
???「待て!!、盗人がぁ!!!」ブルルゥゥ~ン!!!
男は泥棒の近くを走り、砂煙を上げて泥棒の視界を悪くした。
???「これでも!!、喰らえぇっ!!」
ザッ!! バコォォ~ン!!! 泥棒「うわっ!!」 ザザザァ~…
男は泥棒に向かい頬を殴り、吹き飛ばした。
???「さあ、水と食料は返してもらうぞ。」
泥棒「‥たっ頼むぅぅ…、水だけはぁ…」???「何を言う。」
???「この水はそもそも私の物だぞ、やる訳にはいかん。」
泥棒「家には小さい我が子と、妻がいるんだぁぁ…」
???「…」???「我が子…か。」泥棒「まだ小さいんだ…」
???「子供がいると言って水や食料を奪う汚い人間を、」
???「俺はこの目で腐るほど見てきたんだ。」
泥棒「俺は‥俺はそんな汚い人間ではないっ…」
???「…」???「しょうがない、三本やろう。」
泥棒「ほっ本当かぁ!!?」???「ああ、本当だ。」
そう言うと男は、二リットルの水を泥棒に渡した。
泥棒「ほっ本当に助かったぁ…本当にありがとう…」
???「それじゃあな」ザッザッザッザッ…
ブゥゥゥゥ~ン!!!!
???「やはり、水不足がだんだんと悪化してきたな…」
???「水を吸収する魔物も全滅させんといかんな…」
そして始まる。砂漠の魔物全滅を夢見る男の壮大な物語。
サンドストーリー