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19番外編!
救護室、かつてすちが包帯を巻かれ、泣いていた場所。
けれど今は、二人だけの「甘い隠れ家」になっていた。
「……すちくん、おいで。今日は『心のケア』の日だよ?」
白衣を羽織ったみことが、おっとりとした王子様スマイルで、椅子に座るすちを招き寄せる。
すちは萌え袖の先をぎゅっと握りしめ、顔を赤くしてトコトコと歩み寄った。
「……みこちゃん。おれ、どこも痛くないよ……?」
「ふふ、わかってるよ。でも、すちくんが頑張りすぎてないか、僕が確かめてあげないと」
みことは、すちの細い腰をひょいと持ち上げると、自分と目線が合うように高い診察台の上に座らせた。
至近距離で見つめられ、すちの心臓がうるさく鳴り始める。
「……あ、の。……みこちゃん、顔……ちかい……」
「……ねぇ、すちくん。ここ、まだ少しドキドキしてるね?」
みことが、すちの胸元にそっと耳を当てた。萌え袖パーカー越しに伝わる、みことの体温と、柔らかい髪の匂い。
「……っ、それは、みこちゃんが……かっこいい、から……」
正直なすちの言葉に、みことの瞳がトロンと熱く潤む。
「……そんなこと言われたら、僕、お医者さんでいられなくなっちゃうな」
みことは、すちの萌え袖を優しく捲り上げると、自傷の跡が薄くなった白い腕に、一箇所ずつ、羽が触れるような熱いキスを落としていく。
「……ここも、ここも。全部、僕が愛してあげる。……すちくんの体は、僕の宝物なんだから。……いい?」
「……ん、……みこちゃん、くすぐったい……。……あ、……でも、あったかい……」
みことはそのまま、すちの首筋に顔を埋め、深い愛を確かめるように抱きしめた。
いつもは「天然な王子様」のみことが、二人きりの時だけ見せる、少しだけ強引で独占欲の強い顔。
「……他の誰にも、こんな顔見せちゃダメだよ? ……おやすみのチュッも、僕が一番長くしてあげるからね」
みことは、すちの唇の端に優しく指を添え、ゆっくりと顔を近づけていった。
次回♥️300💬1
みこすちの続き書きます!💪パワー
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甘月 莉兎
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