”晴れた日にデートする”という予定も雨のせいで叶わず、コインランドリーで過ごす私たち。それはいつもの光景のようで前までとは大きく違っている。
パイプ椅子が特等席だった涼は私の隣、ベンチに腰掛けていて、肩が触れ合うくらいに寄り添って、右と左で繋ぎ合った手を涼は何度も握っては緩めてを繰り返している。
(なんか、恋人って感じだ……ッ)
おかしなことを言っているのは分かっている。だけど”恋人ごっこ”なんて遊びをしていたせいか、実際に恋人となった今でも実感が湧かないというか、夢見心地というか。とにかく、理由やいい訳もなく涼と触れ合う事が出来る事実にいちいち感動が伴う。
浮かれて舞い上がって、涼の肩に寄り掛かってみたけど、すぐに自分の行動に恥ずかしくなって顔を両手で覆いたくなった。黙ってると羞恥心に飲まれそうになるから何か話さないと……、と考えた時、ずっと涼に言いたかったことが**********************
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