コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📩 相談
中学三年生・仮名:Mさん
“助けて”って言葉が、喉の奥で止まります。
誰かに言えたら少しは楽になるのかもしれないけど、
言った瞬間に、全部壊れてしまいそうで。
黙って笑ってるほうが、まだマシだって思ってしまいます。
遥 「……わかる。
“助けて”って言葉、ほんとは叫びたいのに出てこない。
オレも何度か飲み込んだことある。
誰かに言った瞬間、自分の弱さが全部バレる気がして。
でもさ、言えないのは弱いからじゃなくて、
“これ以上傷つきたくない”って、心が守ってるんだと思う」
蓮司 「“助けて”って言葉って、
思ってるよりずっと重いんだよ。
誰かに届かなかったら、
その瞬間、自分が完全に見捨てられた気がするから。
だから怖い。
出せないのは、まだ希望を手放してない証でもある」
日下部 「……Mさんは、たぶん“助けて”を言えない自分を
ずっと責めてきたんだと思う。
でも、声に出さなくてもいい。
その“飲み込む痛み”の中に、
もうすでに“助けて”の形がある。
心の中でその言葉をつぶやくことも、
立派な“サイン”なんだよ」
遥 「オレは、“助けて”の代わりに
誰かに“話しかける”ことから始めた。
天気とか、他愛ないことでもいい。
その一言が、心のドアを少しだけ開けるんだ」
蓮司 「“助けて”って言葉は、
誰かの前じゃなくても使える。
ノートに書いても、心の中でつぶやいてもいい。
それだけでも、
もう“自分を見捨てない”って選んでることになる」
日下部 「……“助けて”を言えない人は、
本当は一番優しい人なんだ。
誰かを困らせたくない、
誰かを悲しませたくない。
その優しさが、声を塞いでるだけ。
だから、まずはその優しさを責めないで」
🗝 三人からのことば
遥 「“助けて”を言えないのは、
壊れたくないって、心が最後に守ってる証拠」
蓮司 「声にならない“助けて”も、ちゃんと届く。
その沈黙の中に、確かに生きてる心がある」
日下部 「“言えない”ことを責めないで。
それは、優しさの形でもあるから」