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※このエピソードには、心的外傷となりうる描写が含まれています。これは暴力や性的表現を用いたセンセーショナルな演出ではなく、社会的に不可視化されがちな実態を描き、現実の理不尽に光を当てるためのものです。どうか、作品の意図をご理解いただいたうえで、読み進めてください。
服
ボロボロ
ズダズダ
半額のおむつ抱えて
家に帰ると
母の部屋の壁が
汚物まみれで
あぁ、こいつ
壁に投げてたんだなって
それすら
可愛いもんだわ
お母さん
メリークリスマス
そう思いながら
おむつを置いてたら
ある一面の壁に
汚物で文字が書かれてた
わたしを
ころして と
神というのは
どこで どう 掲示をするのか
サンタに 望まぬプレゼントを貰った 私に
何を 見せようと しているのか
神
てめぇ
いい加減にしろ
人間だ
私は……………………
人間なんだよ!!!!!!!!!!
加藤 桜。14歳。
台所に行く
今まで ありがとう お母さん
Keeping an eye on the world going by my window,
Taking my time, lying there and staring at the ceiling.
窓の外を流れていく世界を、寝転がってただ眺めてる。
時間なんて気にせずに、天井を見つめてるだけ。