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僕は甲板に向かって走っていった。
ソフィア「アーサー君は戦える?」
アーサー「はい、一応は。」
ソフィア「クラーケン、倒せる?」
アーサー「分かんないです。でも頑張ります。」
ソフィア「クラーケンは倒しやすいはず何だけど。」
アーサー「倒したら折角の船旅を満喫したいですね。」
ソフィア「確かに、折角の船旅を邪魔されたくないしね。」
アーサー「後、クラーケンって軟体生物っぽいやつですよね。」
ソフィア「そう、タコとかイカみたいなやつ。」
甲板に出るための扉を開けるとそこには…
青紫の肌をしたタコのような海の怪物、クラーケンが暴れていた。
アーサー「げっ、デカっ!」
ソフィア「いつも見るのより色が違うわね。」
するとクラーケンはこっちを見るや否や触手で攻撃を仕掛けてきた。
アーサー「うわっ!」
ソフィア「はっ!」
それを避け、やつの足に剣を突き立てたが、肉質が硬く切れない。
アーサー「剣が通らないです。」
ソフィア「嘘!?そんな硬いクラーケン、聴いたことない。」
すかさず剣を突き立てた足は僕を払った。
アーサー「痛っ!」
また背中をぶつけた。
ソフィア「大丈夫!?」
アーサー「まぁ何とか。」
クラーケンは剣を突き立てた前より、暴れ回っている。
しかし避けやすいためまだマシだな。
ディラン「お、大丈夫かアーサー君。」
アーサー「ディランさん!」
舵取りをとる場所から身を乗り出していた。
ソフィア「船長さん船動きそう?」
ディラン「いや、全然動く気配がないな。」
アーサー「僕たち以外の乗客員はいますか?」
ディラン「いるのはいるが眠りが深いんじゃないか?起きないと思うぞ。」
アーサー「そうですか。」
会話をしている間もクラーケンは僕たちを船から突き出そうと足払いをする。
ディラン「後、打撃系は効かないと思うぞ。」
アーサー「それは何でですか?」
ディラン「さっき大砲を二発打ったんだが、効いてるように見えなかったからな。それに、剣で刺しても足に傷がつかないのが決定的な証拠だな。」
アーサー「魔法は効くんですかね?」
ディラン「さぁ、なんとも言えないな。自分は打撃特化型でね。魔法は得意じゃないんだ。」
アーサー「そうなんですね。」
魔法か…
念じて出す、いきなり出来る物なのだろうか?
ソフィア「うーん、ダメ。魔法使うしかないのかな?面倒くさいから嫌なんだけど。」
アーサー「なんで面倒くさいんですか?」
ソフィア「実は私が使う魔法はフラスコを使うの。そのフラスコが少し高めなの。」
アーサー「コスト高いのは困りますね。」
ソフィア「そういうこと。まぁ、こんな状況でそんなこと言えないけどね。アーサー君は使えるの?」
アーサー「分からないです、出し方は分かるんですけど。」
ソフィア「だったら大丈夫。自分のこと信じて出す!」
アーサー「分かりました!」