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中学二年生・仮名:Sさん
最近、学校に行くのがしんどくて、よく休むようになってしまいました。
クラスで浮いてる感じもあるし、勉強もついていけなくなって、ますます行きづらいです。
親には「怠けてるだけだ」って言われて、ますます苦しくなって……。
本当は行かなきゃいけないのに、体が動きません。私はどうしたらいいんでしょうか。
遥
「……これは、正直“怠けてる”とかじゃねぇよ」
「体が動かないくらいしんどいって、それもうサイン出てるってことだろ。無理して“行かなきゃ”って思いすぎて、逆に固まってんじゃないか?」
蓮司
「学校に行くのがつらいのは、心が“危険信号”を出してる状態だからね」
「“休む”ってのは甘えじゃなくて、必要な回復の時間だよ。だって、壊れるまで走り続ける人なんていないじゃん」
日下部
「……俺も、一時期行けなかったことがある」
「教室のドアの前まで来て、足が止まってさ。理由なんて説明できなかったけど、“ここにいたら壊れる”って直感はあった」
「だから、“行けない自分”を責める必要はない。むしろ、“ちゃんと生き延びようとしてる”ってことだと思う」
遥
「てかさ、“学校に行くのが人生の正解”って思わされすぎてんだよな」
「別に、今全部出席できなくても、終わりじゃねぇし。道はいくらでもある」
蓮司
「そう。だから、今のSさんに必要なのは“どうやって立ち直るか”じゃなくて、“どうすれば少しでも楽になれるか”」
「親の言葉はきついけど……できれば、先生でも、カウンセラーでも、味方を一人つくって話せるといい」
日下部
「……うん。全部背負わなくていい」
「“今は休む”って選択も、生き方の一部だからな」
🗝 三人からのことば
遥:
「“行けない”ってのは、弱さじゃない。限界を超える前にブレーキかけた証拠だと思う」
蓮司:
「不登校は“失敗”じゃない。そこから立ち上がるために必要なプロセス。休むことも含めて、Sさんの人生だよ」
日下部:
「苦しいときは“ちゃんと休む”ことも勇気だからな。Sさんのペースで大丈夫」