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📩 相談
高校二年生・仮名:Yさん
誰にも言えないけど、時々、自分を傷つけてしまいます。
理由ははっきり言えないけど、どうしようもなくしんどくなって、気持ちをぶつける場所がなくて……。
終わったあとに「何やってるんだろう」って後悔するのに、やめられません。
本当はやめたいです。でも、どうすればいいか分かりません。
遥
「……言ってくれてありがとうな」
「自分を傷つけちゃう気持ち、俺も分かる。痛みでしか生きてるって実感できなかった時期、あったから」
「だからまず、“やめられない自分”を責めなくていい。しんどすぎるから、そうして耐えてんだよな」
蓮司
「そう。自傷は“生きたくない”からじゃなくて、“どうにか生きるための方法”だったりするんだよね」
「だからYさんは、ちゃんと“生き延びよう”としてる証拠なんだ。そこを否定しなくていい」
日下部
「……でも、傷つけることでしか支えられないのは、やっぱ苦しいよな」
「俺も、怒りや不安をぶつける先がなくて、自分に返してたことある。けど、それで楽になれるのってほんの一瞬で、あとからもっとしんどくなった」
「だから……“代わりの逃げ場”を少しずつ見つけられるといい。音楽でも、紙に殴り書きでも、信じられる誰かに話すことでも」
遥
「そうそう。いきなり“やめなきゃ”って思うと余計に苦しいから、“他の方法もあるかも”くらいでいいと思う」
「“自分の痛みを人に伝える”ってのも、めちゃくちゃ大きな一歩だしな」
蓮司
「あとね、できれば専門の人に話してほしい。スクールカウンセラーでも、病院でも。
“秘密を持ったまま”より、“ちょっと吐き出す”方が確実に軽くなるから」
日下部
「……Yさんが今ここで相談してくれた時点で、もう一歩進んでると思う」
「やめたいって思えてるのも、大事なこと。だから、この気持ちを手放さないでほしい」
🗝 三人からのことば
遥:
「“自分を傷つけるしかなかった”その苦しさ、分かる。だけどそれをここに書いた時点で、もう新しい道に足踏み入れてる」
蓮司:
「自傷は“弱さ”じゃなくて“SOS”のサイン。ひとりで抱え込まず、誰かと共有していい」
日下部:
「やめたいって思った時点で、希望はある。その気持ちを信じて、一人じゃなく、支えを探してみてほしい」