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#異能力
りんご夫人🍎
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みむら
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こうしてラウが学園を突所として去った。
寝不足だったオレはラウを見届けた後に、気がゆるみ眠気が襲う。
会長は何でここに?
「お前が考える事くらいは手に取るようにわかる」
「何だよそれっ」
(どーせオレはバカで単純だからな)
そんな事を考えながら唇を尖らせると、そこにそっと温かな感触
目を閉じる会長が至近距離に視界に入り、今キスされている状況を理解すると、恥ずかしすぎて無性にむず痒くなった。
一旦離されると
「はぁっ」
息が漏れて
角度を変えてもう一度触れられた。
こんな場所で生徒会長が(誰かに見られでもしたらどーするんだよ)と、焦りつつもオレは受け入れてしまう。
ドキドキの音が止まらない
止まらない
もっと欲しくなる
離されると
今度はオレから引き寄せた。
何度目かのキスでようやく冷静さと取り戻し慌てて離れて周囲を見回った。
人の気配はなくホッと一安心したのも束の間
「佐久間も以外と欲しがりだったんだな」
オレの顔を見ながらニヤニヤ笑みを浮かべていた。
言い返す言葉がすぐに見つからない
「先にしたのは会長だろっ!」
「唇を尖らせるお前を見て、して欲しかったのかと」
「ち…ちげーよ!!てか誰かが見てたらどーするだよ」
「キス魔の姫に、脅されてキスされたと言うかな」
「なぁっ!?」
日頃のイメージの違いか、確かにオレが脅してと言った方が周りは信じてしまうかもしれない。
ヤン姫様と、変なあだ名まで付けられている始末
だし、と頭を抱えた。
「オレはキス魔なんかじゃねーよ!『発情』をさぁ治すのに必要だったし、でも今はほら間接でもいー訳だからんぐっ」
強制的に口を抑えられた。
「『発情』なんて大きい声で言うのは良くない、それともアピール?」
ブンブン
左右に激しく頭を振り出したオレを見つめて、クスクスと会長か笑い出した。
(できれば発情なんてしたくねえよ。自分でコントロール出来ないし、いつ来るのかわからない事故みたいなものだ。でも…会長が傍にいるなら、また安心だけど)
「佐久間」
「何?」
「耳を貸して」
耳を会長へ近づけると
「佐久間の誕生日オレだけに祝わせて」
そう囁いた会長に、目を合わせた。
「えっ!?」
オレ誕生日教えてなかったような…
会長ならなんらかの方法で知ったのかもしれないそれ以上聞けなかった。
「嫌?」
「嫌じゃねーよ、寧ろ嬉しいし」
「なら良かった」
不思議と、会長の笑顔が神々しく見えた。
「当日佐久間は、何も持たずに来てくれるだけでいいから、ただ絶対遅刻するなよ」
「しねーよ」
「楽しみすぎて眠れないとか」
「ないから、オレ小学生じゃねーし」
本音は、すーごく自分の誕生日がやけに楽しみになった。
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