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学年一の優等生様には
才能がないらしい。
# prsk夢小説注意
# 魔法学園パロ
2024/07/30
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「…あ、もうみんな集まってたんだ。
おはよう。」
生徒会室の扉を開けると、
既にみんなは集まっていた。
「白月センパイ!おはようございますっ!」
「白月さん、おはよう。」
「おはようございます、白月さん。」
「白月か。はよ。」
皆が挨拶をしてくる。みんな、
礼儀正しいから、副会長として誇らしい。
「おはよう、みんな。」
僕は挨拶を返し、自分の席に付いた。
「…えっと、今日はこの前の
魔物についての会議だったよね。」
「うん。報告書にもそう
書いてあるはずだよ。」
「じゃあ、とりあえず時系列順に
まとめようか。」
そうして、僕は会議を始めた。
「まず2週間前。12月7日、
中庭にS級の魔物が出現した。」
席の近くにあるホワイトボードに
出来事を書いていく。
あまり字は綺麗な方では無いが、
出来るだけ読めるように書いている。
「その瞬間にみんなのスマホに
通知が来た。合ってる?」
「ええ。合っているわ」
日野森さんが答えてくれて、
その後に続いて皆が肯定してくれる。
「で、その十三分四十五秒後に
魔物が咆哮。そして、1-Aと1-B教室
1部破損の被害。」
生徒会室にキュッキュッと
マジックペンの音が響く。
誰も喋っていないおかげで、
更に大きな音に聞こえる。
「彰人と僕は生徒会室、花里さん鳳さんは
1,2,3年の安全確保。青柳くんは図書館で
委員会の活動、神代くんは屋上で攻撃支援。
桐谷さんと日野森さんは校内の見回り。
確かそうだったよね?」
沈黙が続く。これはOKということだ。
けれど、何か違うと直感で感じた。
何が違うのかと問われれば分からず、
ただ張り詰めた空気がそこにはあった。
「…で、僕はすぐさま魔物に
向かって攻撃を開始した。」
「けど、それを始めて20分ぐらいかな。」
「僕の意識…っていうか、記憶が
無いんだけど…なんか知ってる人いる?」
「あぁ、お前”発作”起こしてたんだよ。」
彰人がそう発言した
「え!?僕発作起こしてたの!?!」
「えっと…白月さん、発作って…?」
花里さんが戸惑いながら聞いてきた。
「あ…僕の生まれつきのやつだよ。そんなに
深刻なものじゃないから安心して。」
「ならいいんですけど…」
彰人siten
「あ…僕の生まれつきのやつだよ。そんなに
深刻なものじゃないから安心して。」
それを白月が言った瞬間、花里が
ほっと安心しているのが見えた。
それは嘘だ。
白月の、深刻じゃないってのは、
完全なる嘘。
前にクラスメイトから聞いた噂。
『白月夜は”後天性魔力不全”を
患っているらしい』
俺は噂を真に受けた訳じゃないが、
その日の夜、こっそり図書室に入り
病気についての本を借りた。
そして、そこに載っていたのは
治療法、症状などの基本情報の他に、
“副作用”なる物が記載されていた。
それを読んだ俺は、汗が止まらず
深夜だと言うのにシャワーを何度も
浴びたのを覚えている。
それほどまでに、副作用は
すごいものだった。
白月siten
その後も会議は続き、
今後の対策や対処法について話し合った。
最終的に会議は昼前に終わり
僕は喉が痛くなりながら
そのままカフェテリアに向かった。
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