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#雪男BL
透子
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蓮と2人きりの温泉旅行
それまで片想いだと思ってたのに実は両想いだったことが判明して、お付き合いすることになった。
たったの一泊二日だったのに、なんだかものすごーーーく濃密な時間だったと思う。
告白して
告白されて
ハグして
キスして
……えっちなこともいっぱいして
蓮ってさ
普段クールだしカメラの前では突撃していく俺に対して塩っぽいとこもあんのに、実はすっごく甘々で……
めっっっちゃくちゃ独占欲がすごいんだよな。
旅行中にさ、ちょっとメンバーの話とかになるじゃん?
こーじとご飯食べに行った時の話とか、あべちゃんと電話した時の話とか、すのちゅーぶでやった企画の話とか。
そのたびにさぁ……蓮ってば、すげぇヤキモチ妬くの。
佐久間くんは俺のでしょ?
他のメンバーとイチャイチャしないで
ずっと俺のことだけ考えててよ
とか言っちゃってさ……
もうね
可愛いのなんのって!!
こんなにも、誰かに執着されたのなんて初めて。
それがね、すっげーーー嬉しいの。
大好きな人から、めちゃくちゃに束縛されてさ……
俺のものだよって、ぎゅうぎゅうに抱きしめられたりしちゃったりね。
俺も抱き締め返して『心配しなくても大丈夫だって!俺は蓮のだかんね!』って言ってやるとさぁ、嬉しそうにふにゃふにゃ笑ってくれるんだ。
俺の大好きな、赤ちゃんみたいな顔で。
半分脅すみたいにして告白させられたけど。
ちゃんと言えて、蓮の気持ちも聞けて、恋人になれて良かった。
と、フワフワ幸せな気持ちで満喫出来た温泉旅行から、早1ヶ月。
映画の撮影が始まってしまった蓮とは、あんまり会えてない。
それでも仕事の合間にメッセージ送ったりとか電話したりとかで、ささやかながらも愛を育んでる……みたいな……感じ?
や、あの、さぁ……
愛を育むとか、改めて言うの照れくさいのよ!!
実際そうなんだけど!恥ずかしいの!
ゼーハー、ゼーハー……
ええっと、そんなわけで直接会えなくてもコミュニケーションは取ってる。
んで、時々はお互いの家で夜を過ごしたりしてんの。
昨日もさ、久しぶりに直接会って一緒にご飯食べて、いっぱい話して、一緒にお風呂入って、だんだんアレレ〜……な雰囲気になって…………まあ、ほら……アレだよ。
久しぶりに会った恋人同士がさ、やるコトって言ったら……ね???ひとつしかないわけでぇ……
それはもう、燃え上がりました。
Tシャツの下は蓮が付けた痕がすごいし、腰も鈍く痛むし、なんならまだナカに蓮のムスコさんが挿入ってる感じがする…………ゴニョゴニョ。
でも、いいんだ。
俺だって蓮に会えて嬉しくていっぱい求めちゃったもんね!
だから蓮も余計にハッスルしちゃったんだもん、お互い様ってヤツよ!
ま、今日はメンバー全員集まって新曲と新しいアルバムの打ち合わせだから。
着替えることはないし、激しく身体動かすこともないし!
大丈夫大丈夫!
「佐久間くん、大丈夫?なんか歩き方がぴよぴよしてるけど」
大丈夫、と自分に言い聞かせてた俺に寄り添うように廊下を歩いていた蓮が、心配そうに声をかけてくる。
俺はといえば、腰をトントンしつつ……若干内股で歩いていた。
だって……だってさ、違和感がすっげぇんだもん!尻の!
「くっ……だ、大丈夫、だよぉ?」
「……ごめんね。昨夜はちょっと頭のネジが弾け飛んでたから……」
いやホントにな。
でもさ、それはマジでお互い様だかんね。
蓮だけが悪い訳じゃねぇから。
一旦足を止めて、ググ……っと大きく伸びをする。
「……よし。ホントにもう大丈夫!」
「ほんと?くれぐれも無理はしないでね」
「うん!……あ、でもさ……いっこだけ、いい?」
「ん、なに?」
ちょっと背伸びすると、蓮が腰を屈めてくれる。
その耳元で、ヒソヒソと内緒話。
「さすがに、今夜は控えようね」
「……肝に銘じます」
あ、これはダメなやつだわ。
多分またハッスルするやつだわ。
しょーがねーなぁ……ハチャメチャに濃い1回だけにしてもらお。
「とりあえず、中入ろ。───おはようございまーす!」
「おはようございます」
楽屋に入ると、俺と蓮、それに翔太とあべちゃん以外の面々が揃っていた。
みんな口々に挨拶を返してくれる中、空いてる椅子に腰を下ろす。
……蓮、そんな心配顔で支えてくれちゃってると、みんなに何があったかバレちゃうからね!?
優しくしてくれるのも心配してくれるのも嬉しいけどね!?!?
…………てかさ。
みんなもう、なんていうか……ニコニコニヤニヤしてこっち見てんのよ。
バレバレ、なのよ
別に、旅行で何があったかとか、まだ報告してないのに!
(蓮、みんなになんか言った?)
(ううん、なんにも……応援はしてくれてたから、悟られてるだけかも)
(ううっ……なんかめちゃくちゃ恥ずいんですけどぉ!?)
(……ドンマイ)
(いやいやいや、お前も当事者だかんね!?)
声に出すわけじゃなく、心の中で蓮と会話する。
多分、会話は成立してると思う。
何考えてんのか、表情で分かるもん。
愛だなぁ〜……なんて、ちょっとくすぐったくなった。
蓮もどこかはにかんだように微笑んで、俺の隣へスルッと座る。
そしたらみんながこっちに顔を向けて、ちょっと身を乗り出してきた。
……からかわれる前に、口を開く。
「翔太とあべちゃんは?翔太はともかく、あべちゃんが遅れてんの珍しいね?」
「ナベはもうちょいしたら着くって電話あったよ。阿部は渋滞に巻き込まれてるらしい。……お前らは大丈夫だったのかよ」
そう返したのは深澤。
『お前らは』って聞いてきたってことは……同じ家からここまで来たってのはバレてんのね?
途中でばったり会ったかもしんねぇじゃんか!
もー……こうなったら開き直るしかねぇか。
「え、えっとぉ……俺たちは大丈夫だった、よな?」
「うん。俺の家からだとあべちゃん家のルートと外れるから」
「……なるほど〜。今日はめめんちから一緒にご出勤か〜」
ラウがニコニコ顔で言った瞬間、ブワッと頬が熱くなった。
それをきっかけにして、みんなが口を開き始める。
「良かったな〜、めめ。やっと報われたのかよ〜」
「2人とも、おめでとう」
「なんか見とって可哀想やったもんなぁ。めっちゃめめからスキスキオーラ出とんのに、さっくんいっこも気づいたらへんねんもん!」
「俺もまさか、佐久間くんがここまで鈍いとは思ってなかったもんなぁ」
「ま、何にせよお前らが幸せならいいけどさ。……いいか?くれぐれも外に漏れないようにしろよ?」
「う、ぉ……」
「うん。……気をつけます」
なんかもっとからかう気満々なのかなって思ってたけど……割とみんな、普通に祝福モード?
ってか蓮、マジでダダ漏れだったんだなぁ……なんで俺、気づかなかったの?そんな鈍いの???
「で?結局どっちから告ったの〜?」
「こーゆーのはやっぱめめからやんなぁ?」
「いや、佐久間くんから言わせた」
「ふがっ」
「言わせたか〜」
「おお、目黒は意外と亭主関白か?」
「それだけ我慢してたってことでしょ。たまに不憫に思ってたからねぇ」
なんだこれ
なんの取り調べなの?
無性に恥ずかしくなってきて、両手で顔を覆う。
その時───
「おい」
後ろから聞こえてきた、翔太の声。
いつの間にやら到着していたらしい。
おはよ、と振り返るより先に、その指先が俺のうなじの辺りに触れた。
「翔太?」
「……ここ、付いてんぞ」
つい
…………て
「………………え!?」
慌ててうなじを押さえ、勢い良く隣の蓮を見る。
蓮はにっこり優しい笑みを浮かべると、てへぺろってな感じで舌を出した。
「ごめん。……付けちゃった」
付けちゃった♡てへぺろ♡
じゃねぇのよ!!!!!
クッッッッッソかわいいな!?!?!?
じゃなくってぇぇぇ……!!!!!!
「みっ、み、み、見えないとこに付けろって言ったじゃん!!!」
「いやいや、絶妙に見えないとこに付けたんだよ?しょっぴーが目ざとかっただけだよ」
「や、お前これは確信犯だろ。襟足の毛でギリ隠れねぇとこだわ」
「え〜?どれどれ?」
「ちょちょちょ、俺も見せてぇな!」
「ぎゃあっ!?み、見なくていーって!」
ラウとこーじが立ち上がって、素早く俺の後ろに回り込もうとする。
俺は両手でうなじを隠し、どこへ逃げようかとキョロキョロした。
その隣でやたら涼しい顔した蓮が、呆れ顔の照と深澤からお説教を受ける。
「てか、見えないとこに付けろってさぁ……付けるのはオッケーなのかよ。仕事入ってる日に」
「目黒、前々から言ってるよな?ダダ漏れ過ぎるといつか騒ぎになるぞって。俺たちそんな難しいこと言ってるか?」
「……ごめんなさい」
「おい、舘。俺らの天使が目黒に食われたってよ。どーする?いっぺんシメとくか?」
「やめなさいって。やっと恋が成就したんだからあたたかく見守ってやりな」
「……待って、しょっぴー。俺らの天使って何?佐久間くんは俺の天使だけど」
「おい、めめ〜?説教の途中だぞ〜?照が怖い顔になってんぞ〜?」
「目黒ぉ……」
「…………はい。ごめんなさい」
「おおーー!ホントだ、ついてる〜!」
「うわ、クッキリやん!めめの独占欲こわ!」
「だぁぁ!だから見なくていーっての!!!」
うーーーん、カオス。
楽屋は完全にわちゃわちゃ空間。
ってかまるで男子校のノリ。
誰かが止めないと、収拾がつかない……と、思った時だった。
「お前らさぁ……外まで声、丸聞こえなんだけど」
低く、地を這うような声。
一斉にそちらを見るとそこに、仁王立ちになってるあべちゃん。
救いの神、キターーーーーー!!!
「あ、あべちゃーーーん!!」
あべちゃんに助けてもらおうと思って立ち上がろうとすると、蓮がガッチリと俺の腕を掴まえた。
アッハイ
俺以外の男に飛びつこうとしないで
ってことね?
ストン、と座り直すと、あべちゃんが怖い顔してため息を吐き出した。
普段怒んない人だから、余計に怖いのよ。
「……あのさ。俺たちは長いことめめと佐久間が両片想いだったのを知ってるから普通におめでとうっていう気持ちはあるよ。……でもさ、水を差すようで悪いんだけど……俺たちはSnow Manなんだよ。アイドルなんだよ。それだけは忘れず、言動には注意して。…………分かった?」
全員……説教する側だった照と深澤も、揃ってコクコクと頷く。
しばらく俺たちを睨みつけていたあべちゃんは、もうひとつため息をついてからいつもの優しげな笑みを浮かべた。
「……はい、じゃあお説教終わり!みんな、もうすぐ打ち合わせの時間だよ。準備して」
パチンとあべちゃんが手を叩くと、全員がわらわらと動き出す。
『一番遅れて来たのにお前が仕切んのかよ!』ってならないのは、あべちゃんだからだよなぁ。
俺とかが同じことやると、絶対ツッコミ入るもんな。
とか思いつつ俺と蓮もミーティングルームに移動しようとしたところで、あべちゃんが俺たちの肩を叩いた。
「良かったね、めめ、佐久間」
「……ん。ありがと、あべちゃん」
「ありがとう。……でも、あべちゃんも俺のライバルだからね?」
「え?」
「っていうか、全員そうだから。……佐久間くんは俺のだってこと、みんな……忘れないでね?」
にっこり
出たァ、アイドルスマイル
「いや重ォ……!」
「こっわ!めめほんまこっわ!!」
「うわー……めめってば、ここまで激重だったんだー……」
そうなの、蓮は激重なのよ。
でも、そこがいいんだよ。
なんて思う俺も、相当激重。
蓮の手をギュッと握ると、嬉しそうな顔して指を絡め取られた。
俺たちはアイドルで、夢を売るのがお仕事で。
いつでもキラキラして見えるように、陰で努力もしなきゃいけない。
その代わり、2人きりの時はいっぱい甘やかしてやろう。
蓮が安心して、過ごせるようにね!
*****
温泉旅行の後日談でした。
どれが誰の台詞なのかは……察していただけると……
ちょうどそれスノ観ながらポチポチしてたんですけど、メキホ……
めめさくタイム、佐久間くんひとりで胸がぎゅわーーーってなりましたね……
『ここは蓮以外とは歌わないよ!』って感じなのかしら……って思ったらそれはそれで胸熱だしめめさく感じてました(病気)
コメント
1件
激重彼氏、最高でした…!普段クールな蓮が2人きりだと独占欲全開で「佐久間くんは俺の」って毎回言ってくるの、執着系好きとしてはたまらないです…!うなじの痕バレからの「付けちゃった♡てへぺろ♡」、かわいさとやばさが同時にきて悶えました。全員に「佐久間くんは俺のだからね」ってにっこり宣言する蓮もお見事。こっちまでにやにやしちゃう、尊すぎる1話でした!続きも楽しみにしてます!