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第2話 水に感謝

ザー

いつの間にか雨が降ってきた。傘は持ってきていない。ずぶ濡れのまま帰るしかなくなった。広い公園をただただ走って駆け抜けるしかなかった。

私は公園を急いで駆け抜けた。公園を抜けると雨はやんでいた。再び公園に入ってみると雨が降っている。空を見上げてみると、公園の上だけ雨雲がかかっている。こんな奇跡、一生見れないはず。私は急いでカメラを回した。

写真や動画を撮り終わった時、ふと感じたことが1つ。喉渇いたなぁ、と。そういえば家の食材が尽きてから飲み物を飲んでいない。この奇跡を使い、私は持っていたビニール袋に雨を貯めた。本来、雨水は汚くて飲み物ではないのだが、プラスチックを食べた自分ならいけるはず。生き延びる為にも自分を信じて雨水を貯めた。風呂は一旦中断して、ウエットティッシュで拭くことにした。そうすれば飲み水に回せるからだ。トイレはボットントイレを使うことにした。落ちたらTHE・ENDだがしょうがない。気をつければいい。

こうしていると水って大事なんだなと改めて実感する。今日も明日も明後日も、水に感謝。

持っていたビニール袋は全て満たせた。少しずつ公園外へ出し、自由に使えるリヤカーを取って家まで運んだ。

─家─

水はとりあえず倉庫に入れておいた。眠気がすごい。とりあえず寝た。

数時間後、私は目が覚めた。ふと窓の外を見ると雨が降っている。また貯めるか……と思っていたその時、人がいた。私以外にも人が残っていたなんて、と思い、勢いよく外へと飛び出した。時刻は23:03。本来ならもう騒いでいては近所迷惑だ。

「しあわせ」を食す。

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