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うわああ読んじゃった…!😭💕 佐久間くんの“蓮への気持ちに蓋してるのにダダ漏れ”感が可愛すぎてキュン死に寸前だった…!笑 蓮の方もちょっと間があったり「風呂友だから」って言いながら実は違う意味もありそうな雰囲気がエモすぎるよ…!しかも蓮から誘ってくれたのもズルい!!「佐久間くんとがいいよ」は反則だからな?!🙈💘 この後どうなるか気になりすぎるし、続きめっちゃ待ってるよ〜!ぜひ温泉旅行編も読ませてね⋆♡
アイドル業に声優業、最近は俳優業の方も。
おかげさまで毎日忙しくさせてもらっている。
どの仕事もすごく楽しくて、なんでも全力で挑む、がモットー。
手を抜くなんて出来るわけない。
でも、毎日いつでも全力疾走してるみたいなもんだからさ。
たまにはゆっくりのんびり、ガス抜きしたくなる時もあるわけで――
「温泉行きたい」
久しぶりの、全員揃ってのYouTube撮影日。
用意された広い楽屋の中、俺はぽつりと呟いた。
「温泉かぁ……いいね、長いこと行ってないや」
俺のごく小さな呟きにすぐさま乗っかってくれたのは、長テーブルを挟んで目の前に座っていた蓮。
もうじき映画の撮影が始まるそうで、目を通していた台本をパタリと閉じ俺の方へ身を乗り出す。
他のメンバーはまだ来ていない。
2人なのに、内緒話をするみたいに。
「行くとしたら、どこ?」
「え?……うーん、そーだなぁ……九州とか中国地方の方とか行きたいけど……スケジュール的に厳しいから、近場でもいいかな」
「日帰り?」
「や、出来れば一泊はしたい!のんびり温泉に浸かって、美味しいご飯食べて、リフレッシュしたいな〜」
「あー……めちゃくちゃいいな。俺もリフレッシュしたい……」
そう返す蓮の顔は、少しだけ疲れているように見える。
メンバーの中で、間違いなく忙しいのはコイツだもんな。
(誘ってみる……か?)
お互い忙しい身だけれど、1日2日ならなんとか同じ日にオフをもぎ取れるかもしれない。
でも、休めたとして……同じグループのメンバーと、それも先輩と、2人で温泉旅行ってのはコイツ的にはどうなんだろう。
俺?
俺は……嬉しい、けどさ。
だって蓮はさ、
可愛い後輩で
大事な仲間で
風呂友で
…………俺の好きな人、だから。
い、いやいや!
だからってさ!別にどうこうなりたいとか思ってないよ!?
だってメンバーだもん!男同士だもん!!
何より、天下の国宝級イケメン目黒蓮だもん!
5歳も年上の先輩から恋愛的な意味での好意を向けられたって、困らせるだけって分かりきってるし。
だからこの気持ちにはピッタリ蓋をして糊付けもしてなんならロープでぐるぐる巻きにする勢いで絶対知られないようにって気をつけてる。
まあそれでも、ダダ漏れしちゃってるとは思うんだけどさぁ……蓮は鈍いから、多分気づいてないとは思う。
でも、下心無しに誘えば……いいのか?
蓮も何となく行きたそうな顔してる気がする……し。
オフに出来るかどうかの確認だけでもしとく?
まあね、無理なら無理で1人で行くか、親友誘ってみてもいいし!
よし!言うぞ……――
「…………佐久間くんさぁ」
「ファいッ!?」
いきなり声を掛けられて、妙な返事をしてしまった。
びっくり顔の蓮が、やがてワハハと声を上げて笑う。
「なんて声出してんの」
「やっ、だ、だってぇ……」
お前のこと考えるのに集中してたから
なんて言えるわけないっての!
口をパクパクさせて、視線を泳がせる。
不審者ムーブにますます楽しげな笑い声の蓮。
なんか恥ずかしくなってきて、俺は頬を膨らませた。
「もう!笑うなよ!」
「アハ、ごめんごめん。……で、佐久間くんさ」
「うん」
「近いうちに休み取れない?2日くらい」
「………………えっ」
突然そんなことを言われて、目を丸くする。
蓮はクスクス笑いながら、俺の隣に移動してきた。
肩が触れ合うくらいの距離までパイプ椅子を引き寄せて、俺にも画面が見えるようにスマホを操作する。
表示された画面は、メンバーやスタッフ間で共有されてるカレンダーアプリだ。
「来月から映画の撮影に入っちゃうから、それまでがいいな。……ね、どこなら大丈夫?」
「え、あ、あの……ちょっ、ちょっと待って!」
「なに?」
「蓮、もしかして……誘ってくれようとしてる?……温泉」
「うん」
おう、即答かよ。
心底不思議そうな顔をした蓮が、不意にぺしょんと眉を下げた。
「もしかして……俺と温泉、嫌?」
「いっ……嫌なわけあるか!」
嬉しいよ!
嬉しいに決まってんじゃんよ!!
でも
でもさ……?
「……蓮は、いーの?俺と2人でさ。ラウとか、こーじが相手の方が、よくない?」
「なんでよ」
「だっ、て……仲いいじゃん、お前ら」
「……佐久間くんは仲良くないの?俺と」
「や、ちが……違くて!えっと、プライベートで遊んだりすること、ほとんどないし」
「まあ、確かにそうだね。……でもさ、温泉に行くなら佐久間くんとがいいよ」
蓮がテーブルに頬杖をつき、こちらを見ながらにっこり微笑んだ。
イケメン過ぎて眩しいんですけど……!!
顔を両手で覆いたくなるのを我慢しつつ、俺は小首を傾げる。
「風呂友だから?」
「………………うん」
やや間があったのが気になるけど、大きな手で頭をポンポンされてどうでも良くなった。
そんな些細なことでも嬉しいって思うくらい、蓮のこと好きなんだなぁって……しみじみしちゃう。
ま、そんなこと言えないからいつもの反応返しとくんだけどね。
「おーい、蓮!子供を褒めるお父さんみたいなムーブやめな?俺、先輩だかんね!?」
「フハッ、いつものやつだ」
「ツッコミ待ちもやめろ〜!」
くしゃくしゃと両手で髪を掻き混ぜてやると、蓮が赤ちゃんみたいな笑顔になった。
この顔、好きなんだよなぁ。
「どう?佐久間くん。プチ温泉旅行、行こうよ」
「……うん、いーよ!」
蓮から誘ってくれたんだから、ごちゃごちゃ考えない!
気をつけるべきは、当日に蓮への気持ちがダダ漏れにならないこと。
「蓮の方が忙しいんだから、ある程度は合わせるけど」
「ええ……佐久間くんの方が色々入ってるじゃん。今のところ、どこがオフ?」
「んーと、俺はぁ……再来週のこことここ、休みだ」
「あ、そこ?俺も……あ。ちょうどオフだ」
「マジ?俺たちでオフの日が重なんの、珍しいな〜?」
「……ん、そうだね」
あれ?またなんか……間があったような気が。
気のせいかな……?
「蓮、」
「じゃ、この日にしよ。決まり、ね?」
「っ……お、おー!決まりな!……で、どこ行く?」
「一泊二日なら、やっぱり近場だよね。関東周辺で」
「だな!部屋付きの露天風呂があって、ごはん美味しい旅館がいいな〜」
何でか少し引っかかるけど、まあいいや。
こうして俺と蓮は、温泉旅行に出掛けることになった。
ちょっぴり緊張もするけど……楽しみ!
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付き合ってないふたりの温泉旅行小話
ちょっとだけ続きます
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