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命の灯火が消えるまで＿＿。(別)

第4話 - クロユリのお呪い

2025年08月02日

#東方

#東方Project

莉音

椿

ﾊｧｯﾊｧ･･･"

椿

ｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

ベルゼブブ

ｯｸｸｸ"笑

ベルゼブブ

楽しいなあ、水原椿

椿

ｯ天華「天国への白道」

ベルゼブブ

（避け

椿

華映「赤の神

ベルゼブブ

同じ手には引っかからねぇよｯ！

椿

っ！？

ベルゼブブ

零華

ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｱｱｱﾝｯ!!

椿

がはっ"！？

琴葉

椿ｯ！

ベルゼブブ

ｸｸｸｸ････笑ｶﾞｼｯ

椿

ｯｯ･･･"

ベルゼブブ

お前がどれだけ足掻いても、運命なんかは変わらないんだよ"（嘲笑

ベルゼブブ

（投げ

椿

ｸﾞｯ･･･

椿

ｶﾊｯｹﾞﾎｯ

霊夢

ｯ（せめて、あいつの能力か動きを封じれば･･･

ベルゼブブ

お前の残り少ない霊力達で何ができる？

椿

･･･ｯ（睨み

ベルゼブブ

できたとしても、俺を殺すことなんかできない

ベルゼブブ

あいつの娘ですらできないんだからな笑

椿

･･･お前は俺の能力を

椿

霊力だと思っているのか･･･？笑

ベルゼブブ

･･･ぁ？

椿

ﾌﾗｯ･･･（ゆっくりと立ち上がる

椿

霊夢･･･頼み事をしてもいいか

霊夢

･･･なに？

椿

ここら一帯に結界を張って、お前達は離れていてくれ･･･

霊夢

･･･わかった

霊夢

（結界を張る

霊夢

魔理沙達、少し離れるわよ

魔理沙

え、？

レミリア

･･･ええ

レミリア

琴葉も、よ？

琴葉

･･･わかりました、お嬢様

ベルゼブブ

･･･何がしたい？

椿

俺は言ったよな･･･お前を殺すと

椿

俺が今更、そんなくだらない冗談を言うと思うか？

ベルゼブブ

現にお前には何もできない！

ベルゼブブ

もう打ち返す霊力もない！

ベルゼブブ

お前は、俺に負けるんだよｯｯ！

椿

･･･お前は、これが本当に「霊力」と思っていたのか

ベルゼブブ

は、？

椿

･･･（もう俺も、長くはない

椿

（この一発を打つのでやっとだ

椿

俺のこの力は___

椿

神力"だよ笑

ベルゼブブ

神力･･･！？

椿

（だが･･･これが最期になってもいい

椿

（もう会えなくなってもいい･･･ただ

椿

（やっと、守りたいと思えたんだ

椿

（色を失った俺に、また灯してくれた

椿

（だから、この一発に･･･

椿

（全てを込めて･･･！

ベルゼブブ

･･･！？

ベルゼブブ

お前･･･その力、まさか･･･！

椿

はっ･･･もう遅いんだよ

ベルゼブブ

あいつの･･･タイト・ローレンの女かぁｯ"！

琴葉

え･･･？

レミリア

琴葉？

琴葉

パパ･･･？

霊夢

え？

ベルゼブブ

何故お前が･･･あいつの女の能力を･･･！

椿

それは、あの世で聞いてくるんだな！

霊夢

椿！

椿

ｸﾙｯ霊夢、八雲にこれだけは言っておいてくれ

椿

ｽｯ･･･

椿

『生きる理由を、見つけられた』

霊夢

･･･！

椿

･･･ありがとうな

琴葉

･･･ｯ！

椿

刻華･･･

琴葉

やめて、椿ｯｯ！

椿

（･･･ごめんな琴葉

椿

（ありがとう･･･

椿

「黒く染まった呪い華」ｯ！

椿とベルゼブブがいた場所が黒い闇に包まれた

琴葉

椿"！（近づこうとする

レミリア

琴葉！（掴む

琴葉

離してくださいお嬢様ッ！

お嬢様に反抗したのは、この時が初めてだった

それでも、椿と離れたくなかった

魔理沙

あ、！

その時、魔理沙が結界の中を見て声を上げた

琴葉

、！ﾊﾞｯ

気づいたら闇が晴れていて

中心に椿が倒れていた

琴葉

椿！ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

私はすぐに椿に駆け寄った

椿

････････

琴葉

椿･･･？

レミリア

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ琴葉！

魔理沙

霊夢、あいつは！？

霊夢

どこにもいない･･･？

霊夢

（逃げたか、椿のスペルで消滅したか･･･

レミリア

霊夢"！

霊夢

！椿は！？

レミリア

････ﾁﾗｯ

琴葉

椿･･･ねえ、起きてよ

琴葉

起きていつもみたいに「琴葉」って呼んでよ･･･（涙目

何度そう言っても、椿の目が開くことはない

わかっている･･･わかっているのに

現実を否定したい自分が前に出てくる

琴葉

つ、ばき･･･ｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

琴葉

嫌だ････なん･･でｯ"･･･ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

琴葉

椿････なんで･･･"（泣き崩れ

気づけば私の瞳から涙が流れていて椿の頬を濡らしていた

琴葉

なんで･･･なんで椿がッ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

琴葉

椿は何も、何もしてなんかないのに･･･"ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

琴葉

なんで･･･ｯ"！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

琴葉

ああああぁぁぁああ"ｯ！（涙

魔理沙

椿･･･嘘だろ、？

霊夢

････ｯｯ

レミリア

･･･････

私はその場で叫んだ

声が枯れると言わんばかりに泣き叫んだ

受け入れたくなんかなかった

だけど、現実は無理矢理目の前の惨状を目に焼き付けてくる

苦しい、痛い、辛い

そんな感情が、思考が

脳を支配してくる

だけど、きっと椿は

私以上に痛かったはずだ

苦しくて、辛くて叫びたかったはずだ

それでも椿は、笑顔を浮かべていた

死んだ今も、苦しい表情なんか消えていて

凄く、穏やかな顔をしている

まるでまたいつもの様に

「琴葉」って、ケロッと何事もない様な顔で言って気そうなくらい

だけど･･･もう椿の声を聞くことは叶わない

叶うはずのない夢なんだ

目の前で散ってしまった････『夢』なんだ

命の灯火が消えるまで＿＿。(別)

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