青
くふふっ笑
青
ここは本当に落ち着けるなぁ
王族なんて辞めたいと 何度も思ったけど
ここに来れるならまぁいいか
ここは城の抜け道と繋がっている 原っぱ
人の手が入っていないのに ここまで綺麗なのは 天国と間違えるほど
青
天国かぁ…
青
いいな…本当にあるなら僕すぐにでも行こうかな笑
青
なんt
桃
何言ってんの
青
Σ( ˙꒳˙ ;)ビク
青
もっ…桃くん!?
勉強終わったんだ
というかヤバいな… 桃くんと紫ーくんは特に 僕と仲良くないから
青
……勉強お疲れ様ニコ
桃
なぁ
青
ッッ
桃
お前さっき天国行きたいっていってたよな?
青
…
桃
死にたいってこと?
桃
ふざけんなよ…
桃
俺は毎日毎日!!勉強して稽古してまた勉強して!!
桃
逃げたいなんて思うことも出来ないのに
桃
お前は何も持ってないくせに
桃
何から逃げたいんだよ!!
青
……
タイミング悪いな…… 今日桃くんイライラしてたんだ
青
ごめん……もう言わないニコ
桃
あっそ……勝手にしろ
青
ごめんね邪魔して…
青
もう僕いくから
青
トコトコ
どうしよう…暇だな
兄弟を怒らしたら すぐに身を引いた方がいい
どれだけ話しても 結局は向こうが正しいのだから どんなに理不尽でも
青
ピタッ
僕は廊下にある肖像画を目の前に 立ち止まった
その画にはお父様とお母様がいる
青
本当に綺麗だなぁ…2人とも
お父様もお母様も今でも 綺麗だとよく言われている
それは僕にとっても 自慢だと思っている
特に2人とも綺麗な瞳を持っている と言われる
お父様は透き通るような黄色
お母様は包み込んでくれるような 優しい紫…
本当に
青
僕だけ似てないなぁ…ポロポロ
紫
何してるの
青
えっ!紫ー
客
??
青
ッッ!
お客様だ
青
お兄様(*・ω・)*_ _)
紫
いいよ…そおいうの
青
何もしていません
青
ただ画を見ていただけです
紫
そ?
紫
見たらわかると思うけど
紫
お客様いるからさ
紫
部屋から出てこないでほしい
青
……わかりました
客
〜〜〜?
あっ…外国の人だ
紫
〜〜〜
青
……ではしつれいします
本当に凄いな…