あの日より数日前の学校の話である。例の数字遊びの日よりは2ヶ月ぐらい経った日でもある。
すみれ
彩芽
すみれ
彩芽
正直、彼女のことは好きである。しかしそれは恋人としてなのか、友人としてなのかは当時の私にも分からなかった。
すみれ
彩芽
すみれ
私たちは教室へと戻った。
あの日の前日の休憩中に私が廊下を歩いている時だった。階段が見れるかどうかのとこで立ち止まった。優斗を含めてすみれのことを話しているからだ。
男子学生1
優斗
男子学生1
男子学生2
男子学生1
優斗
男子学生1
男子学生2
男性教室
そして授業に戻る時だった。廊下の途中ですみれと出会ってしまった。
すみれ
彩芽
すみれに何って言葉をかければいいのか分からなかった。親友のフリをしている彼女になんて。
そしてあの日のすみれとの別れ道。
すみれとはあの後、翌日まで一緒に帰ることも話すことも連絡もしなかった。
すみれ
やはり事前に用意してた軍手に目が止まったらしい。
彩芽
すみれ
彩芽
すみれ
彩芽
息が苦しくなる。カバンにしまっておいたナイフがそこに静かに潜んでる。例えあの話を真に受けなくても。親友のフリをしてたとか言われると、寂しくなる。
すみれ
すみれ
彩芽
すみれ
彩芽
すみれ
彩芽
一瞬の出来事だった。彼女の心臓を目がけて一人の男子学生が走り込んできた。その手に掴んでいたナイフは彼女の心臓へと突き刺さった。
優斗
彩芽
すみれ
彩芽
優斗
私の帰る道を逃げながら、URLを押した。親友が助かるなら…。
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