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まるちゃ
37
Mint
60
#あたたかい目で見てください!
藤塚 太陽
24
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第10話読んだよ…温泉でまったり癒されるかと思ったら、熊!!! しかも全裸で逃走からの車の鍵忘れ…焦るしかないよね😭 最後の「寄り道するぞ」がめっちゃ不穏で、続きが気になりすぎる…早く助かってほしいけど、この男の人もなんだか怪しいし。次話待ってます🌙
澪は、深い山奥の秘湯にたどり着いたとき、ようやく息をついた。
昼の陽光が木々の間から差し込み、湯気の向こうに青い空が見える
あたりには誰もいない
聞こえるのはただ鳥の声と湯の音だけ
彼女はゆっくりと服を脱ぎ、裸の肌を温かな空気に晒しながら、熱い湯に沈んだ
澪
目を閉じると、日常の重さから解放されるような感覚が広がった
……しかし、背後で、低い唸り声がした気がした
澪
振り返った瞬間、遥香の心臓は凍りついた
巨大な熊が、温泉の縁から数メートル離れた場所に立っていた
濡れた毛並み、黒い瞳が、じっと彼女を捉えている
獲物を見る目だった
澪
叫び声すら出せなかった
は反射的に湯から飛び出し、全裸のまま岩場を駆け抜けた
足の裏に小石が食い込み、痛みが走る
だが夢中で、ただひたすら走り続けた
駐車場にたどり着いたとき、遥香は息も絶え絶えだった
澪
自分の車はそこにあった
これで助かった、と思ったが――
澪
鍵は、バッグの中にあった
そしてバックは、あの温泉のところに置いて来てしまった
澪
彼女は車のドアに背を預け、膝を折って座り込んだ
裸の体が冷たいコンクリートに触れ、震えが止まらない
乳首が硬く尖り、肌に鳥肌が立つ
恥ずかしさよりも、ただただ恐怖と寒さが彼女を支配していた
と、そのとき、エンジン音が響いた
白いワンボックスカーが、ゆっくり駐車場に入ってくる
運転席の窓が下がり、中年の男が顔を出した
目が合う
澪
澪は咄嗟に両腕で胸を隠したが、遅かった
男の視線が、彼女の裸体を舐めるように這うのがわかった
中年男性
声は低く、落ち着いていた
だがその奥に、抑えきれない何かが潜んでいるように感じられた
澪は震える唇で、かろうじて言葉を絞り出した
澪
澪
男は一瞬黙り、それから小さく頷いた
中年男性
中年男性
中年男性
澪は「寄り道」という言葉に一瞬眉をひそめたが、 熊の気配がまだ背後に残っている気がして、選択肢などなかった
続く