友香
っ、やえ!
やえ
あ…
蘭子
あはははははは!!
やえ
っ、むぐ!
やえの口が蘭子さんの手で塞がれた
やえはそれを無理矢理引き剥がした
やえ
っ、友香っ!
友香
っ…やえ
やえ
私を尾行して!!
やえ
お願い!
やえがどういうつもりで言ったのかは分からないけど
私はそれに従うことにした
友香
っ、わかった…
やえ
ありがとう
やえ
大好き
友香
あ…
ゴッ、という石を頭にあてる音が聞こえると
やえはぐったりとした
とたんに蘭子さんが走り出した
友香
っ、待ちなさいっ!
やえ
…。
蘭子
ふわははっ!
蘭子
待ってと言われて待つバカがどこにおるのやら!
友香
(はやい)
友香
(でも私よりは遅い、だんだん近づいている)
友香
(私は陸上部よ、なめないでよね!)
あっという間に私は追い付いたがこのままでは放送室のドアが閉められそうだったので私は隠れた
蘭子
っ、はぁっはあ………
蘭子
……ウザッ!
蘭子
でももう…追いかけてこないみたいね
蘭子
所詮あんた達の友情はそんなものよ!
友香
(ひどい…)
そう言っているうちに放送室が見えて
蘭子さんとやえが放送室に入っていった
私は深くなにかを決意し
扉の中を覗いた







