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─ p.m. 1:00 ─

駅内:

ナギサ

ご飯めっちゃ美味しくなかった?✨

トア

最高に関係ない話してんな

トア

…まあ、そうだけど。

ナギサ

ナギサ

…んで、来夢達の話によると、

トア

お前、自分から話題振っといて急に切り替えるなよ

ナギサ

なんか不思議な呪力の残り香があったらしいけど、

ナギサ

ナギサ

…今は感じやんに等しいよな。

トア

そうだな、

トア

目を凝らせば見える、気がする…って感覚。

ナギサ

これは時間掛かりそうな案件やな。

トア

な、

トア

見越して学校に欠席連絡でも入れとくか?

ナギサ

ええかもな、

ナギサ

少なくとも今日中には終わらんやろうし

トア

…ボケたつもりだったんだけど、

ナギサ

えぇ…

ナギサ

叶空のボケって分かりづらいんさな…

ナギサ

翡翠くらい分かりやすくボケて貰わな困るって

トア

…アイツ、そんな分かりやすいか?

トア

ただいま、凛久さん。

ナギサ

帰還〜

リク

おかえり、渚彩に叶空。

リク

どうだった?

ナギサ

桔梗と来夢が言ってた、

ナギサ

「イるのにイない」が、更に薄くなってた…気がする。

トア

目を凝らしたら見えるような気もしなくもない、

トア

って感覚が1番近い。

ライム

見えるような気もしなくもないとかほぼゼロに等しいじゃん

キキョウ

はぇえ…何でぇ…?

リク

なるほどな、報告ありがと。

取り出したペンを、下唇の辺りでノックし、

聞いた情報を、サラサラと手帳に書き写す。

数秒後、 書き終えた手帳の上でペンをノックし先を仕舞った凛久は、

5人に呼びかけた。

リク

お前たち、

リク

多分…っていうか、ほぼ確定で、

リク

これは今日だけじゃ終わらない依頼だ。

リク

いつまで掛かるかも全く検討がつかないけど、

リク

…とりあえず、明日。

リク

明日も、付き合ってくれるか?

少し申し訳なさそうに聞くのは、

凛久が、5人が学生であるのを知っているから。

キキョウ

明日は…そっか、月曜か

こういうことは今までにも度々あることなので、

勿論5人は、

ヒスイ

うん、別にいい。

ヒスイ

勉強なら、皆で教え合えるし、

ヒスイ

凛久さんも助けてくれるから。

トア

俺も別に。

ナギサ

翡翠と同意見ー

キキョウ

凛久さんのお陰で、楓の偏差値はだいぶ高いからね。

キキョウ

別に気にしないよ!

ライム

僕も!

リク

べ、勉強のことしか気にしないんだな…w

リク

もうちょい、「貴重な青春が潰れる」とか、

リク

「好きな子に会えない」…とか、

5人

……?

リク

リク

…無さそうだな。

凛久が「やっぱりな」と言いたげな表情を見せる。

リク

うん、じゃあ…

リク

リク

深夜の偵察は、一応午前1:00までの予定にしてある。

リク

リク

─頼んだぞ、みんな。

─翌日、月曜日、

リク

結局昨日は、特に進展もナシ…、

リク

得られた情報は、

リク

「だんだん呪力が薄くなっていってた」ってだけ、か。

ヒスイ

これで私たちが行っても、また薄くなってるだけだったら、

ヒスイ

ヒスイ

…どうします?

リク

考えないようにしてたことをよく突いてくるよなお前って

リク

とりあえずココ周辺に聞き込み…かな?

a.m.10:00/駅内

リク

ヒスイ

…、

ヒスイ

ヒスイ

…よかったじゃないですか、

ヒスイ

ヒスイ

……濃くなってますね。

リク

よかっ…たのか、まあ、そうか…。

ヒスイ

(…なんだろう、この呪力。)

ヒスイ

(マガコト、とまでは到底いかないけど、)

ヒスイ

ヒスイ

(…どこか、暗めな呪力…。)

リク

翡翠、

少し警戒した様子の凛久さんが、霊符に手を当てる。

ヒスイ

…わかってます。

私も、実は既にホルダーに手を掛けていた。

警戒しながら、奥まで進んでいく。

ヒスイ

リク

…が、

リク

リク

……奥まで来てみたけど、

リク

何もないな…。

ヒスイ

本当ですね。

ヒスイ

目視でも、女子学生らしいナニカは見えないし…。

リク

でも、残り香以上の呪力は感じるな。

ヒスイ

今イるかと聞かれると微妙だけど…

ヒスイ

ヒスイ

凛久さんの言う通り、

ヒスイ

残り香以上、実在未満…?

リク

だな。

リク

リク

…う〜ん、果たしてコレは進展と言っていいのか…。

凛久さんが後頭部を掻いて考え込む。

ヒスイ

ヒスイ

…で、どうします?

出しかけていた霊符を仕舞い、凛久さんに問う。

ヒスイ

予定通り聞き込みですか?

リク

そうするかなぁ

リク

リク

…でも、進展(?)はあったし、

リク

聞き込みっていっても、軽くでいいかな。

トア

…と、いうわけで、

トア

戻ってきた凛久さんに、唐突に聞き込み行ってこいって言われて、

トア

トア

……村に出てきた訳だけど。

ライム

コミュ障イジメやめろよ!!

トア

わかったからちょっと俺の背中から離れて貰ってもいい??

トア

流石にずっと背中掴まれてたら俺動けなくね??

背中からひょこっと顔を出して、自分の背中に張り付き、

自分の後ろをトコトコ着いてくる来夢に、

ため息ひとつ、叶空が先を歩く。

ライム

聞き込みっつっても何聞くの…?

トア

それもそうだな…

トア

トア

……あの駅で何かあったか…とか?

─と、

田んぼの間の道路を歩いていると、

トア

トア

…あ、

数メートル先に、農作業の休憩中らしき老人を見つけた。

トア

トア

…あの、すみません。

駆け寄り、叶空が声をかける。

ライム

あっ、

叶空が少し走った衝動で、背中を掴んでいた手が外れた来夢が、

慌てて駆け寄ってきて、

今度は離さないようにと、 叶空の左手首を片手で掴んで後ろに隠れた。

トア

ライム

叶空が少し驚いてそちらを見ると、来夢に申し訳なさそうに目を逸らされたので、

それ以降は知らないふりをして続けた。

村の人

村の人

どうしたのかな、坊ちゃん達。

トア

えっ…と、

トア

単刀直入で申し訳ないんですけど、

トア

トア

ここの村の駅で、何かあったことってありますか…?

村の人

……あぁ、あの駅か。

村の人

村の人

…本当、可哀想な話でな。

ライム

2人で目を見合せ、首を傾げる。

トア

可哀想な話、って…

村の人

村の人

村の人

─飛び込み自殺だよ。

トア

村の人

女子高生が1人、亡くなったんだ。

ヒスイ

おつかれ様、2人とも。

饅頭をもぐもぐしていた翡翠が、聞き込み帰りの2人を労う。

リク

おかえり。

リク

リク

…早速で悪いけど、どうだった?

トア

情報は聞けた、

トア

トア

いい知らせって言っていいのかわかんないけど。

ライム

ライム

…あの駅、飛び込み自殺があったんだって。

ナギサ

キキョウ

飛び込み…

ヒスイ

……、

ライム

それも、女子高生の。

リク

…なるほどな、

リク

倉橋さんの目撃した女子学生と、なんか関係はありそうだな。

ライム

僕らが声掛けたお爺さん、学年は違うけど、孫がその学校の生徒らしくて。

ライム

校内では、女子高生の自殺について、何か知らせがあったのかも。

トア

だとしたら、倉橋さんが知らないのも頷けるなって。

リク

だな

リク

リク

今までの収穫を纏めると、

リク

日曜日の朝10:00から徐々に薄くなっていっていた呪力が、

リク

月曜の朝10:00には濃くなっていた。

リク

けどどの時間でも、今のところ実体は駅では確認できず。

リク

リク

…そして、

リク

どうやらその駅で、女子高生の飛び込み自殺があった…と。

ヒスイの不可思議事件手帳

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コメント

5

ユーザー

あーすき ショコラさんの、登場人物それぞれの動きを凝って書いてるのがとても好きです…! 残り香以上ってことはほとんどその場にいて 翡翠ちゃんたちが近付いた時だけいなくなるのか…? 最初に見に行った渚彩・叶空コンビの時めちゃくちゃ薄くて、翡翠・凛久コンビの時はそれより濃いってことは… 飛び込み自☆☆☆た子は学生を避けてるのかな??? 凛久さんは大人だから薄さが半減した的な…?

ユーザー
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