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ゆっくりと、自分の小さな手を 見つめる。
縮んでいる。細く、幼い指。
呼吸が乱れる。身体の感覚がおかしい。 熱に浮かされた頭では まともな思考が続かなかった。
その時だった。
――ガヤガヤ。
路地の外から複数の声が聞こえる。 繁華街を歩く人々の笑い声。
酒臭い空気。タバコの煙。 その中を歩く二つの影があった。
江戸川コナンと、毛利蘭である。
江戸川コナン
コナンは露骨に 嫌そうな顔で鼻をつまんだ。
蘭は少し怒ったように辺りを見回す。
毛利蘭
毛利蘭
江戸川コナン
事務所の郵便ポケットに入れられてた チラシにかかれた激安という 謳い文句を見つめる
どうやら酔ってどこかへ行った 毛利小五郎を探しているらしい。
その頃。
少女は壁に手をつきながら 立ち上がろうとしていた。
???
???
だが身体は限界だった。
足に力が入らない。
???
そのまま前へ崩れ ゴミ袋へ身体を打ち付ける。
ガシャッ、と大きな音が 路地裏に響いた。
コナンが咄嗟に振り向く。
江戸川コナン
蘭が不思議そうに首を傾げた。
毛利蘭
毛利蘭
コナンは細い路地を見つめる。
江戸川コナン
江戸川コナン
蘭もつられて暗い路地を見る。
だが見えるのはゴミ袋の山だけだった。
毛利蘭
こんな暗く汚い場所に人がいるとは 思えない。蘭は少し青ざめる。
江戸川コナン
コナンは迷わず路地裏へ入っていった。
毛利蘭
コナンの言う通り 小五郎の所に行くか一瞬悩む
毛利蘭
蘭が慌てて後を追う。
その頃少女は、痛みに耐えながら 身体を起こそうとしていた。
視界がぼやける。
呼吸が浅い。
耳鳴りまでしていた。
だから気づかなかった。 路地裏の入口から近づいてくる靴音に。
コツ、コツ、と小さな足音。
その音が不意に止まる。
???
少女は目を見開いた。 ――見つかった。