芽依
それじゃ行ってくる。
あかり
何かあったときは、メールでやり取りする。
芽依
危険だと思ったら、すぐここに来る。
あかり
約束、忘れないでね。
芽依
うん。
私は急いでお屋敷へ向かった。
芽依
中へ入るときは、玄関。
外に出るときは、ベランダ。
よし、行こう。
外に出るときは、ベランダ。
よし、行こう。
大和
芽依ちゃん!?
どうしてここに!?
どうしてここに!?
芽依
大和さん達を迎えに来たんです。
大和
それは嬉しいけど、
律知らないか?
律知らないか?
芽依
分かりません。
(大和さんと律さんは
この屋敷に住んでいた人の
友達なんだよね。喋らないように気を付けないと。)
(大和さんと律さんは
この屋敷に住んでいた人の
友達なんだよね。喋らないように気を付けないと。)
大和
とりあえず、2手に分かれて律を探そう。
芽依
分かりました。
一方、律は…
律
もうだめだ。動けない。
あかり?
捕まえた。
貴方だけは絶対に許さない。
貴方だけは絶対に許さない。
律
!
律
死んでたのか。
あかりは。
あかりは。
あかり?
だから何?
律
一人が寂しいから、俺達を連れてきたのか?
あかり?
そうだよ。
独りは嫌だから、律達を連れてきたの。
独りは嫌だから、律達を連れてきたの。
あかり?
ねぇ、
私達、友達だよね?
私達、友達だよね?
律
あぁ友達だ。
だから、俺はお前の分も生きるつもりだ
だから、俺はお前の分も生きるつもりだ
あかり?
でも私、一人が嫌だ。
律
大和をそっちに連れていくんだ。
あかり?
大和を?
律
そうだ。
そしたらあかりは独りじゃないし、俺は
お前の分まで生きられる。お前は大和の事が好きなんだろう?
そしたらあかりは独りじゃないし、俺は
お前の分まで生きられる。お前は大和の事が好きなんだろう?
あかり?
律はそれで良いの?
律
俺はお前の分まで生きられるならそれで良い。
芽依
律さん、何の話をしているの?
律
芽依ちゃん
芽依
大和さんを連れていくってどう言うこと?律さんは大和さんの友達じゃないの?
律
話を聞いていたのか?
芽依
耳に入ってきただけだよ。
律
なら、俺は芽依ちゃんに口止めしないとね。
芽依
律…さん…
私は諦めて、持っていた、 ポケットナイフで律さんを刺した。
律
どう…して…?
芽依
許してください。
律さん。
律さん。
あかり?
あぁ…あぁ
大和
芽依ちゃん!?
芽依
大和さん、見たんですか?
大和
どうして律を刺した?
芽依
律さんは大和さんを裏切ろうとしたから、
私を殺そうとしたから、仕方なかったの。
私を殺そうとしたから、仕方なかったの。
大和
でも刺さないで逃げれば良かったじゃないか。どうして刺した。
芽依
分からない。
あかり?
大和君…大丈夫?
大和
芽依ちゃん、俺も殺すんだ。
芽依
!?
芽依
何で!?
大和
あかりと律と俺で3人であの世に過ごすんだ。
芽依
分かった。
ブスッ!
芽依
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
私は急いで外へ出た。 私は人殺しだ。 死ぬべきだ。 とにかくあかりの家に向かった。