莉子
翔
莉子
莉子
莉子
莉子
翔
翔
莉子
巻き込んでごめんなさい
でも…信じてくれたみんなを頼ってよかったよ
ガンガンガン!
莉子
翔
翔
莉子
翔
翔
すぐそこにみんながいる
…でもいま何時!?
急いでスマホを見ると昴くんが帰ってくる30分前
下手したらみんなも見つかっちゃう!
ガンガンガン
ガチャガチャ
バン!
翔
莉子
あぁなんでこんな時女の子みたいな声が出せないんだろう
莉子
莉子
苦しいなんて嘘。 本当は心臓がバクバクしててうるさかったから
あのとき翔を好きって自覚した時から、私は今までみたいになんてなれない
翔
そして今更ながら気づくみんなの視線
健さん
健さん
風真
風真
あ、あの
みなさんニコニコしてるけど目が全然笑ってないよ
莉子
翔
莉子
か、神様。 私はあのくらい息苦しい所から出れたけど
これからどうなるんでしょうか
違う意味で助けて〜
ひより
莉子の居場所を探しにいっている健さんたちはまだ帰ってこない
倉庫に残されているのは私とそして鳳来の幹部
多分、莉子は帰ってこない気がする
あの子は自分で背負い込む時はとことんそうするし、それを止める莉乃は寝てるみたいだったし
春樹
雅人
春樹
なぜか機嫌の悪いこの2人
私の方がきれたいわよ
雅人
春樹
透流
雅人
春樹
春樹
ガラガラガラ
そんな話をしていた彼らと他のみんなの視線がシャッターに集まる
帰ってきた?
健さん
ひより
ひより
お願いいて!
莉子
莉子
ひより
ひより
みんなの視線なんてどうでもいい
何も考えずに莉子を抱きしめた
莉子
莉子
ひより
ひより
ひより
莉子
ひより
ひより
しばらくひよりちゃんに抱きしめられていると寝息が聞こえてきた
莉子
健さん
健さん
健さん
風真
風真
健さん
健さん
春樹
翔
こ、この人たち目が全然笑ってらっしゃらない
ここに戻るのもある意味死ぬかも
ちょっと逃げようかな…
風真
風真
莉子
莉子
風真
透流
莉子
翔
翔
莉子
風真
莉子
ひゃぁぁぁ
し、死ぬぅ!
莉子
翔
翔
蓮
蓮
莉子
だってだってあんなにしつこくてやばい昴くんが?
風真
健さん
莉子
莉子
健さん
健さん
健さん
莉子
風真
風真
翔
健さん
健さん
健さん
なんで、この人達は私のことを責めたりしないんだろう
莉子
莉子
莉子
莉子
翔
健さん
春樹
みんなお人好しすぎるよ
莉子
そして私は全てのことを打ち明けた
昴くんにされたこと全てを
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
翔
その瞬間ふわっと何かが私を包んだ
でもそれは見なくてもわかる
私の好きな人の声
莉子
翔
健さん
健さん
莉子
莉子
綾香
綾香
莉子
コンビニの袋をもって倉庫に入ってきた綾香と目が合う
綾香
綾香
綾香
綾香
綾香
袋を投げ捨てて目を潤ませた綾香に抱きつかれる
莉子
莉子
綾香
綾香
綾香
綾香
莉子
莉子
綾香
綾香
莉子
何言われてもおかしくないって身構えていたのに
案外普通な事を言われてびっくりする
莉子
綾香
綾香
莉子
私たちはそのまましばらく泣き続けた
それを暖かい目で見てるみんなの前で
そして私の中で何かがゆっくりと
でも確実に溶けていくような気がしていたんだ
コメント
1件
元姫の真実大好きです♡毎回楽しく読ませてもらってます!ずっと応援してるのでこれからもがんばってください! 次回も楽しみにしてます!