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璃緒

私の名前は璃緒。高校2年生。最近私はこの高校に転校してきた。

山下先生

はーい。席に着けー。始めるぞ。

璃緒

起立。

教室

シーン…

璃緒

(って、あれ?皆どうして立たないの…?)

璃緒

(この学校、なんか変じゃない…?)

教室

ガタッ…ガタガタ

山下先生

皆、アレは持ってきたか?

はい。もちろん。見て下さい

美保

あ…私、忘れちゃいました…

美保、私と使う?

美保

いいの…!?ありがとう

私のは皆よりもっと格別!もっと質がいいわ!

あ…ちょっと璃緒、あれ見て

璃緒

な、なにあれっ?!

璃緒

(この男子は晴。私よりも前にこの高校に転校してきた。)

璃緒

は、晴くんも知らないの!?

確か年に1回、やるらしい。俺は転校して1年も経ってないから、知らない。見たこともない。

山下先生

そこの二人、持ってないのか?仕方ないな。先生のをやる。

璃緒

(うっ…なに…これっ)

(かっ、嗅いだこともない匂いが、するっ)

璃緒

(目の前に出されたのは、赤黒く生臭い、謎の物体。)

璃緒、先生のはやめた方がいいよ…ほら。私の方がいいわ。新鮮だし。

璃緒

一体この物体、何なの!?

人には解けない、生徒の秘密。

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