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さとみ
ころん
ジェル
約340タップあるよ〜。
『息の仕方』
⚠青桃 ⚠暗めの話 ⚠前回の話と同じ感じ ⚠地雷注意 ⚠展開早い
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Ready go
二年前の夕方
さとみ
俺は君に告白した。
『好きです。』
その一言だけだけれど、 幸せにしたくて、 幸せになりたかったから。
ジェル
『嫌だ。』
たったその一言で、
さとみ
息の仕方を、 見失った。
ジェル
ジェル
俺は違う。 ジェルだけの特別な人に なりたいんだ。
この気持ち
どうやったら伝わるんだろう。
さとみ
その時また、息の仕方を、 俺は忘れた。
一年前の朝
さとみ
ころん
ジェル
君とまた仲良くなった。
とっても嬉しかったけど 忘れてしまったのかなって、 悲しくなった。
ジェル
ジェル
唐突に出た、 一年前の出来事。
ドキッと心臓が鳴った。
ころん
ころん
ころんにも馬鹿にされた。
さとみ
決してあの時の失恋の話ではないけれど、
また、 息の仕方が、 わからなくなった。
一年前の夜
さとみ
突然のことに目を細めた。
怪しいわけじゃない。
一年前の俺と似ていた。
LIMEするとこも、 呼び出し方も、
断れないと思ってしまった。
一年前の夕方
ころん
今度は ころんに告白された。
さとみ
あのときの辛さをまだ覚えているから…
さとみ
『いいよ。』
そう軽く返事をした。 きっとすぐ別れるはずだから。
ころん
『嬉しい。 やっぱり一生離したくない。』
そう言われた。
さとみ
背筋が凍って、 また息ができなくなった。
??
舌打ちが聞こえた気がした。
おんなじ日の夜
深夜まで話す理由がわからなかった。
3分以内に連絡をしないと怒られた。
付き合ったのを後悔した。
さとみ
その日は眠かったから、 返信をして眠った。
すぐに返信が来るのが怖かった。
……
…っ…
ころんがさとみにとられた……?
あんなに仲良くしてたのに、
あとから入ってきたやつに 先を越された?
ジェル
ジェル
ジェル
ずっと
ずっと
入学式も、
宿泊学習も、
生徒会も、
全部全部 同じだったのに?
憎い憎い憎い憎い。
嗚呼、本当に、
ジェル
殺してやりたい。
あいつをすぐにでも
殺してやりたかったから、
俺はあるところに呼び出した。
ジェル
友達に裏切られたときの、 あいつの目は
綺麗なほど絶望に満ちていて、
本当に面白かった。
さとみ
何度も何度も言わせるな。
嫌いだって言ってんの
うざいって言ってんの
ジェル
ジェル
さとみ
その時また聞こえたあの音。
本当にこいつは
この音が好きなんだな。
呼び出されて言われたことは、 至ってシンプルで、
そして、俺の心をえぐった。
さとみ
いつまでだって聞きたい
君が今言った台詞を。
現実は、 ナイフのように突き刺さる。
『早く死んでって、 言っとるやん。』
『わかったよ』
なんて簡単に言えなくて、
だからといって
『嫌だ。』
とも言えなくて、
絡まった感情の中で また、
さとみ
息が切れる音が聞こえた。
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
ド直球だって言われるくらい すんなり口から出る言葉に
自分すらも驚きを隠せない。 さとちゃんのほうが、 冷や汗を流していい立場なのに
さとみ
さとみ
怖がっていた。
心に何かが刺さった気がして、 不思議な感触がする。
さとみ
さとみ
さとみ
なぜだ…?
さとちゃんに会っていない時は あれほど殺意を持てたのに、
なんで彼の前だと、 こんなに足が竦む?
さとみ
ジェル
ジェル
急に泣き出した。
いや当たり前なのか。
顔をぐちゃぐちゃにして、 彼は泣いた。
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
え……?
じゃあっなんでっ…
さとみ
さとみ
ジェル
言い訳だって思いたかった。
なのに……
ジェル
ジェル
さとみ
その時 さとちゃんは 顔を上げていった。
怒るように、 悲しむように、
さとみ
それを最後に、
さとちゃんは姿を消した。
さとみ
ジェル
ジェル
その日をきっかけに さとちゃんとは話さなくなった
さとみ
さとみ
さとみ
どれほど泣いただろう。
少なくとも一時間は泣いている。
忘れられてたんだ。
そう思った瞬間。 全部が全部どうでもいいと、
頭ん中が真っ黒になった気がした。
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
嗚呼もう死にたい。
裏切られて、
忘れられて、
死ねって言われて…
さとみ
死ねって言われたんだから…
もう………
死んじゃえばいいんだ。
さとみ
ぷりん
ぷりん
ぷりん
ぷりん
ぷりん
ぷりん
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終わり🪄
338タップお疲れ様でした。